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人材開発アーキテクチャ論新規開講
(※HRDアーキテクチャ論より名称変更しました)

2008年度日程

Session 1 2 3 4 5 6 7 8
2008年 5/14(水) 5/29(木) 6/19(木) 6/26(木) 7/10(木) 7/31(木) 8/21(木) 9/3(水)
講師 野田 守島 松尾 中原 加護野 梅津 金子 藤原
金井
時間 10:00-
17:00
13:30-
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プログラムの概要

人材開発アーキテクチャ論「人を育てること」あるいは 「人が育つ仕組みを作ること」は、日本社会が抱える普遍的な課題です。特に、時代が大きく変化し、先行き不透明感が広がる現代は、「人材開発」の重要性が改めて叫ばれています。

本プログラムでは、人材開発にかかわる新たな潮流や多面的なイシュー、先駆的な活動や研究を取り上げ、探索的な議論を展開し、考察を深めます。具体的には、(1)「求められる人材像」、(2)「社会・企業・学校のあり方」、(3)「新しい教育テーマ」、(4)「新しい教育メソッド」の4つの切り口から、多角的・複合的に思索を深め、持論を形成することで、自分なりの人材開発アーキテクチャ(設計思想)を確立することを目標とします。

進め方

プログラム開講前に、問題意識の整理と人材開発にかかわるレポートを作成していただきます。各セッションでは、セッションテーマに関わるゲスト講師の講演と質疑応答、ディスカッションを行います。各セッションの事前学習では、当該テーマに関わる問題意識やご自身の考えの整理をしていただきます。全セッション終了後には、「自分なりの人材開発アーキテクチャ」について最終課題を作成していただきます。

セッションの内容

Session1-1 リーダーシップ・パイプライン

[求められる人材像][新たな教育メソッド]

  • [講師]
  • 金井壽宏 神戸大学大学院経営学研究科 教授

プログラムの目的と意義を確認するために、「人材開発」に関わる学際的な研究や潮流を整理した上で、この社会環境や時代における「人を育てる」ことの意味を理解する。それを踏まえて、いま求められている人材像や新たな人材像を考察し、そこで求められるリーダーシップとは何かを考える。そして、組織全体で継続的に優れたリーダーを育てるためのフレームワークである、「リーダーシップ・パイプライン」を軸に、変革型リーダーを育成するための仕組みづくりや方法論について議論する。

Session1-2 社会全体を視野に入れたリーダー育成

[求められる人材像]

  • [ゲスト講師]
  • 野田智義 特定非営利活動法人アイ・エス・エル(ISL) 理事長

  • [講師]
  • 金井壽宏 神戸大学大学院経営学研究科 教授

日本の社会構造が大きな岐路に立つ中で、社会に対する責任感と使命感をもち、本当の豊かさを実現する社会イノベーションを担う全人格的リーダーが求められている。NPOという形態で、次代の産業界を担うリーダーの育成に注力しているISLの創設者である野田智義氏が考える「社会が求める真のリーダーとは何か」を聞き、その育成方法や課題について議論を深める。

Session2 戦略的人材マネジメントの今日的課題

[社会・企業・学校のあり方]

  • [ゲスト講師]
  • 守島基博 一橋大学大学院商学研究科 教授

  • [講師]
  • 金井壽宏 神戸大学大学院経営学研究科 教授

企業の人材マネジメントの目的は、事業戦略を達成するために、人材の採用・開発・活用を統合システムとして機能させることにある。「グローバルな競争展開」と「終身雇用制度の維持」の両立を目指そうとしている現在の多くの日本企業の人材マネジメントは、諸外国にモデルが存在しない高度で複雑な道を指向していると言える。戦略的人材マネジメント論の先駆的存在である守島先生に、その今日的な課題を伺う。

Session3 経験からの学習〜プロフェッショナル人材育成の方法論

[新たな教育メソッド]

  • [ゲスト講師]
  • 松尾 睦 小樽商科大学大学院商学研究科 教授

  • [講師]
  • 金井壽宏 神戸大学大学院経営学研究科 教授

人は「経験」を通じて、学び、成長する。しかしながら、「経験を通じた学習」のプロセスとメカニズムについては、理論的な知見が十分ではなかった。このセッションでは、社会心理学、認知心理学、経営学等の学際的理論に基づいて、組織における学習と熟達化について理解を深める。人は、どのような経験を通じて、いかに学び、どのように成長するのか、また、経験学習を効果的に促進させるための組織のあり方やポイント、さらには課題などについて、議論する。

Session4 教育学者からみた企業人材育成

[新たな教育メソッド]

  • [ゲスト講師]
  • 中原 淳 東京大学 大学総合教育研究センター 准教授

  • [講師]
  • 金井壽宏 神戸大学大学院経営学研究科 教授

これまで、企業・組織内部の人材育成に関して、教育学的な研究があまり行われてこなかったが、教育学、教育工学の知見は、企業内教育にとっても大いに適用することができる。
このセッションでは、学習のメカニズムや、インストラクショナル・デザイン、ワークプレイスラーニングなどの考え方や方法論を理解し、組織のあり方と学習、キャリアの関係など、教育学、認知心理学などの視点から多角的に議論を深める。

Session5 ビジネスパースンの教養教育

[新しい教育テーマ]

  • [ゲスト講師]
  • 加護野忠男 神戸大学大学院経営学研究科 教授

  • [講師]
  • 金井壽宏 神戸大学大学院経営学研究科 教授

不透明で混沌とした時代を生き抜くためには、時代に左右されない普遍の真理に基づいた基軸を持つことがなによりも重要になる。
流動的な社会に生きる我々にとって、必要な資質や能力は何か、これを培うための教育はどうあるべきか、伝統システムに隠される革新性や先端システムの中にある伝統性などを紐解きながら、「教養」の意味と意義を問い、教養教育について考える。

Session6 実践的な企業倫理教育

[新しい教育テーマ]

  • [ゲスト講師]
  • 梅津光弘 慶應義塾大学商学部 准教授

  • [講師]
  • 金井壽宏 神戸大学大学院経営学研究科 教授

企業の社会的責任(CSR)の重要性が注目されているにもかかわらず、企業不祥事・不正・隠蔽は依然として後をたたない。企業倫理の浸透には、組織を構成する一人一人の意識・行動の改革や価値共有がなによりも必要である。不祥事対応としてではなく、企業価値や競争力を向上させる鍵として、企業倫理を積極的にとらえ、組織風土に浸透、定着をはかるための効果的な推進方法などについて考える。

Session7 新たな働き方としてのソーシャル・アントレプレナー

[求められる人材像]

  • [ゲスト講師]
  • 金子郁容 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授

  • [講師]
  • 金井壽宏 神戸大学大学院経営学研究科 教授

社会的な使命感を持ち、継続的な社会的問題の解決と事業の成立とを両立させる、「ソーシャル・アントレプレナー」を指向する若者が増えている。新しい働き方を提唱・実践する彼らが、さまざまなフィールドで活躍し、イノベーションを起こしつつある。
ソーシャル・アントレプレナーが登場した社会背景や意識の変化、その人材像やマインドなどを、海外・日本での萌芽的事例をもとに考える。あわせて、その育成や活動を支援する社会システムについても議論する。

Session8 学校教育のルネッサンス

[社会・企業・学校のあり方]

  • [ゲスト講師]
  • 藤原和博 杉並区立和田中学校 校長

  • [講師]
  • 金井壽宏 神戸大学大学院経営学研究科 教授

学校教育の課題や限界が指摘される中、意欲的な取り組みや抜本的な改革を力強く推し進めている学校もある。東京都の義務教育初の民間人校長となった藤原氏は、自らの行動によって、学校改革を実践的に提示し、社会に大きなインパクトと影響を与えた。
さまざまな障害を乗り越え、地域住民と共に進めてきた数多くの学校改革の実践例をもとに、所与の制約条件を克服し、創意工夫によって変革を実現するための戦略性について考える。

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※2008年6月時点での予定です。日程・内容等は都合により変更となる場合がございます。