慶應義塾大学SFC研究所キャリア・リソース・ラボラトリー(CRL)共催
組織・人材プロフェッショナル養成講座
ここ数年、経営ビジョンや戦略と連動した人事施策を実現するために、人事部門と経営企画部門が連動して、現場のラインマネジャーを巻き込んでいく組織的な動きが顕著になってきました。そのような場面で求められる人材は、縦割りで物事を判断せず、経営的目線で全体をデザインする、いわば"組織と人材のプロフェッショナル"といえるでしょう。
本講座では、経営の視点、組織開発の視点、人材マネジメントの視点の3方向から人事に期待される機能と役割を考え、専門的知見と理論的枠組みを理解するとともに、自組織・自身への展開に向けた探索的議論を行います。
人事部門に限らず、全社的な観点で組織と人材を把握する必要のある経営スタッフにもおすすめします。
2012年度日程
| Session | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年 | 4/17(火) | 4/24(火) | 5/10(木) | 5/17(木) | 5/24(木) |
| 講師 | 高橋 | 高橋 | 野田 | 野田 | 川上 |
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
| 6/7(木) | 6/14(木) | 7/5(木) | 7/12(木) | 7/26(木) | |
| 講師 | 川上 | 川上 | 野田 | 高橋 | 高橋 |
セッションの内容
Session1 概論:いまなぜ組織・人材プロフェショナルが求められるのか
領域・機能が細分化された人事の専門家ではなく、総合的視点を持った"組織と人材のプロフェッショナル"がなぜ必要とされているのか。従来人事が果たしてきた役割を振り返りつつ、新しい機能について考察する。
Session2 事業ビジョンと組織・人材マネジメント
組織・人材に関わる施策の普遍性と個別性を理解した上で、経営ビジョンや戦略と組織・人材マネジメントの関係性を整理し、他社との差別化や価値創造につながる自社独自のあり方を探る。
Session3 組織開発と組織デザイン
フラット型・プロジェクト型組織やグループ経営など、組織の形態が多様化し、人事・経営にも組織デザインの専門的知識が求められている。組織論の変遷をたどりながら、現場支援・連携のための機能と役割を考える。
Session4 ミドルの役割再構築による組織マネジメント
ミドル層の疲弊、ポスト不足、リーダーシップ不在などミドル層に関わる課題は日本企業共通といえる。組織全体の力を担うカギでもある、ミドルの活性化と活用の視点を中心に、組織マネジメントを考える。
Session5 組織・人材を守るストレスマネジメント
企業価値や生産性の向上に直結する社員のストレスマネジメントは、個々でなく企業・組織として正面から取り上げるべき大きな課題となっている。その重要性と具体的な対処の仕方について考察する。
Session6 人材活用のためのアセスメント
成果・能力主義やコンピテンシーを取り入れた評価制度が浸透する中で、正しく人材をアセスメントし、育成・活用につなげていくにはどういう取り組みが必要なのかを議論する。
Session7 トータル・リウォーズ(新たな時代の報酬制度のあり方)
報酬制度に関する日本独特の歴史的変遷をふまえたうえで、社員一人一人の条件と整合性のある報酬制度を考えるトータル・リウォーズ(報酬再設計)のコンセプトを探る。
Session8 OJT再構築と人が育つ組織マネジメント
人が育たない、意思疎通がとれないといった課題の処方箋として、現場任せだったOJT制度を再構築する動きが広がっている。人が育つ組織の仕組みづくりについて、OJTを軸に探る。
Session9 組織・人材戦略としてのグローバル・ダイバーシティ・マネジメント
ダイバーシティ・マネジメントはグローバル企業だけの課題ではなく、伝統的な日本企業が直面する大きなテーマである。組織運営・人材育成に向けて人事・経営スタッフが考えるべき視点を議論する。
Session10 これからめざすべき組織・人材プロフェッショナルとは
これからあるべき組織・人材プロフェッショナルについて総括するとともに、各自で取り組んだ最終課題の内容を共有し、議論・考察する。
参加者アンケート
- よかったのは人事に関わるイシューを、狭義の人事の世界にとらわれず、(とりわけ経営的視点を軸に)多面的に見せていただいた点。マネジャーとして人事(人材開発)の世界に初めて足を踏み入れた人間にとっては、人事の位置づけを包括的に確認することができたので、その点は期待通り。また、自分が他部署から人事に動いた経験に照らし合わせても、納得性の高い内容であった。
- 密度の濃い学習の機会をご提供いただき、誠にありがとうございます。教わって霧が晴れた点があれば、益々悩ましくなった点もありますが、ご教授頂いた内容をしっかり消化し、会社に戻って業務に活かしてまいりたいと思います。
- 良質な学びを経験できました。広くて深く、高度な内容でしたがとてもわかりやすかったです。日々感じていたことや経営者から言われていたことが体系的にまとまった気がします。
関連するプログラム
部下を育てるマネジメント- 現場で起きている変化を適切に捉え、リーダー、マネジャーとして半歩先取りして対応し、組織の総合力を高めてゆくための新・人材マネジメント論を学びます。
ラーニングイノベーション論- 「自社にフィットした人材育成のあり方」を見いだし、プランニングすること、さらに自らも企業人材育成プロフェッショナルとして学び、成長し、変革することをめざします。
キャリア・アドバイザー養成講座- 組織の中にいながら個人の側に立って個人のライフキャリアサポート支援を担う、従来にない組織内プロフェッショナル「キャリアアドバイザー」を育成することをめざします。(慶應大学SFC研究所キャリア・リソース・ラボラトリー共催)
キャリア・アドバイザー養成講座<アドバンス>- キャリアアドバイスを実践する過程においての問題や経験を共有しながら、キャリア・アドバイザーとしてのレベルをさらに高めるプログラムです。 クライアントに適した手法を用いて適切なアドバイスを実際に行うとともに、組織開発の手法についてのスキルや知識の習得をめざします。(慶應大学SFC研究所キャリア・リソース・ラボラトリー共催)










