慶應義塾大学ビジネス・スクール、日経BP社共催
MOT−技術立脚型経営を考える [KBS ISSUEセミナー]
2008年度日程
| 日程 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A日程 | 2008年 | 8/25(月) | 8/26(火) | 8/27(水) | 8/28(木) | 8/29(金) |
| B日程 | 2009年 | 2月開講予定(平日5日間連続) | ||||
| 時間 | 9:30-18:00 | 9:00-18:00 | 9:00-18:00 | 9:00-18:00 | 9:00-13:00 | |
| 講師 | 許斐 | (調整中) | (調整中) | (調整中) | (調整中) | |
プログラムの概要
グローバルな視野でみると、技術を基盤にイノベーションを起こし競争優位を確立している企業がある一方で、多くの日本企業は、高い技術力を有しながら、戦略性の欠如から事業化に失敗したり、経営的視点から技術をとらえられず国際競争力を築くことができていません。技術戦略が経営における大きな問題として認識されてはいるものの、その方法やあるべき姿を模索しています。
技術立脚型経営を通じて目覚しい革新を遂げた内外の有力企業を多面的に分析し、慶應義塾大学ビジネス・スクール(KBS)講師、第一線で活躍中の経営者、日経BP社の記者等、参加者が一体となって、技術革新・イノベーションと新しい企業経営や成功要因について議論を行います。
自社の競争力向上に資する技術立脚型経営を構築できるマネジメントはどうあるべきか、そのあるべき姿を探り、技術を競争優位の鍵として事業展開する企業の戦略を立案、実行できる人材を育成します。
特徴
アカデミア(KBS)とメディア(日経BP社)の融合によるインタラクティブなセミナー
- 現実の企業経営の事例をもとに作成されたケースを教材に、KBS講師によるケース・メソッドをベースとしたディスカッション
- 技術経営に関わる重要テーマについて、日経BP社の豊富かつ最新の記事、データベースを材料にディスカッション
第一線で活躍する経営者との現場視点によるディスカッション
- 主たるテーマに関わる経営を実践している企業の経営者や技術統括者の講演をもとに探索的議論を展開
異業種の次世代リーダーとの密度の濃い交流
- 各企業の中核として次世代を担うリーダーである参加者同士で議論をすることにより、多様な視点や考え方、本質的なテーマ、技術戦略に関わるヒントや気づきが得られる
進め方
議論すべきテーマに基づき、技術立脚型経営企業のケースや最新の技術課題に関する資料を使って、現状や課題を分析・検討したり、理論やフレームワークを理解します。その上で、企業経営者や技術統括責任者など実務家講師による講演や問題提起をもとに、技術立脚型経営の課題やあるべき姿などを多面的・探索的にディスカッションします。
セッションの内容
本プログラムの内容は2008年4月時点での予定であり、都合により変更となる場合があります。プログラムの詳細や登壇する講師は確定次第、当webページにてご案内申し上げます。
オリエンテーション
[8/25(月)AM]
- [基調講演]
- 技術立脚型企業への経営改革
- 優れた技術力がありながら、なぜ事業展開や製品開発において競争優位を築けないのか、グローバルな視点から見た日本企業の特徴や強み・弱みとは、技術立脚型企業の経営と戦略のあるべき姿とは、など技術経営戦略に関わる課題やイシューについて整理し、問題提起する。
(許斐義信/慶應義塾大学ビジネス・スクール教授)
- [ガイダンス]
- 許斐義信(慶應義塾大学ビジネス・スクール教授)
- 本セミナーのねらい、概要、進め方を理解していただくためのガイダンス、および、ケースメソッドによる学習方法の解説を行う。全体の流れやねらい、各セッションの進め方や議論すべき論点を明確にする。
Session1 素材新技術と事業を巡る国際摩擦
[8/25(月)PM]
技術の進化や、新素材開発により新たに産まれる技術間競争をいかに有利に展開するか、化学品産業を題材に、新技術をめぐる国際摩擦や競争戦略、日本企業が抱える課題と今後の対応を探る。
- [講師]
- 阿部晃一(東レ株式会社 取締役、研究本部長)
- 慶應義塾大学ビジネス・スクール教員
Session2 自動車産業の国際提携戦略 ―価格競争と戦略
[8/26(火)AM]
全世界的な国際提携が進む自動車産業の事例をもとに、日本企業が抱える技術開発の課題と国際競争戦略について議論する。
- [講師]
- 山田建己(本田技研工業株式会社 元常務取締役)
Session3 国際提携を視野に入れた事業の選択と集中
[8/26(火)PM]
経営資源の重点配分やグローバルな買収やアライアンスなど、選択と集中による事業ポートフォリオの再構築で、グローバルな市場競争力の強化をはかる際の課題について考える。
- [講師]
- 日置政克(株式会社小松製作所 常務執行役員)
- 慶應義塾大学ビジネス・スクール教員
Session4 基盤技術・基盤事業と事業の多角化
[8/27(水)AM]
開発における「市場ニーズの洞察」と「シーズとニーズの融合」の重要性、基盤技術に基づく事業の多角化や新商品開発について、化粧品、健康食品、清掃用品など幅広く事業展開する化学品メーカーをケースに、事業モデルに関するビジョンについて議論する。
- [講師]
- 山田重生(中間法人ディレクトフォース、花王株式会社 元取締役)
Session5 医薬品産業の研究開発競争と国際的事業展開
[8/27(水)PM]
大型新薬の特許切れ、後発医薬品の普及促進政策、M&Aによる企業再編や提携などの大きな外部環境変化や、開発期間の長期化、研究開発コストの急騰などの課題に直面する医薬品産業をケースに、研究開発の国際化やナレッジを蓄積するしくみ作りについて議論する。
- [講師]
- 長久 厚(ファイザー株式会社 常務取締役 研究開発担当 中央研究所長)
- 慶應義塾大学ビジネス・スクール教員
Session6 知的財産のエンフォースメントとプールライセンス
[8/28(木)AM]
戦略的経営資源である知的財産を活用するとき、最終的に訴訟は免れ得ない。日本でも知財高裁ができたが、現状の知財訴訟を概括しながら課題を考察する。また、この状況を踏まえ、情報通信分野を中心に拡がってきたパテントプールによる知財活用の有効性を検討する。
- [講師]
- 加藤 恒(三菱電機株式会社 知的財産渉外部 次長、弁理士)
- 中村嘉秀(アルダージ株式会社 代表取締役社長)
Session7 研究開発の国際分業 ―メタナショナル組織の構築(予定)
[8/28(木)PM]
グローバルに散在する知や技術を結集させることによりグローバル競争力を構築する「メタナショナル」について議論し、研究開発における国際分業のあり方や、経営資源(特に技術資源)の最適配置について考える。
- [講師]
- 大手製造業の技術経営統括責任者
- 慶應義塾大学ビジネス・スクール教員
Session8 日本企業の競争力
[8/29(金)AM]
日本の持つ高い技術力や開発力が、事業化にうまく結びつかず、グローバルな競争力を失っているという現状を踏まえ、日本企業の課題や、技術立脚型経営のあり方、日本の産業イノベーションのあるべき姿を考える。
- [講師]
- 坂巻資敏(株式会社リコー 理事)
過去登壇したゲスト講師
- (2005年、2006年、2007年各2回、2008年2月開催・役職は当時のもの)
- 常盤文克(元花王株式会社会長)
- 入交昭廣(株式会社東京アールアンドデー取締役会長)
- 牧本次生(元株式会社日立製作所専務)
- 水野博之(元松下電器産業株式会社副社長)
- 野崎孝幸(クアルコムジャパン株式会社広報・マーケティング部長 兼 管理部長)
- 森尾 稔(元ソニー株式会社副会長)
- 森本泰生(元株式会社東芝副社長)
- 谷 善平(元シャープ株式会社代表取締役副社長)
- V.スリラム(インフォシステクノロジーズ社上級副社長兼Head of Japan)
- 野津英夫(住友スリーエム株式会社 前常務取締役)
- 村上憲郎(グーグル株式会社社長)
- 原丈人(デフタ・パートナーズ・グループ会長) ほか多数
過去の参加者
- 主に30〜50代の以下の業種、職種、役職の方
- 業種:食品、化学、製薬、ゴム、窯業、鉄鋼、機械、電機、輸送用機器、IT、商社、電力、ガス、コンサルティング など
- 職種:経営企画・事業立案、研究開発、業務・事業開発、商品開発、知財戦略、営業、システム開発 など
- 役職:次長、主幹、主任技師、工場長、室長、本部長、執行役員、取締役、常務取締役、代表取締役 など
関連するプログラム
経営戦略―成長のための戦略思考- さまざまな状況やステージに置かれた企業の事例やケースを豊富に使い、戦略策定の基礎的知識と手法を学びます。
経営戦略―イノベーションと競争戦略- さまざまな状況やステージに置かれた企業の事例やケースを豊富に使い、戦略策定の基礎的知識と手法を学びます。
新事業創造コース [KBS ISSUEセミナー]- 新規事業を立ち上げる際のビジネスモデルのあり方や課題等を、ケースメソッドで学びます。(慶應ビジネススクール共催)
ライフ・サイエンス・マネジメント [KBS ISSUEセミナー]- ライフ・サイエンス分野の様々な有力企業の事例を取り上げ、研究開発にかかわるマネジメント能力向上を目指します。(慶應ビジネススクール・日経BP共催)
参加者の声
- 従来の講義中心の講座と異なり、実在の企業のケースを取り上げた討議中心のケースメソッド形式の講座は、自分の考えの整理や他の人のさまざまな意見を参考にでき、大変有意義でした(電力会社)
- 今後の経営を点検する上での重要な知見をいただきました(電機メーカー役員)
- 技術、経営、企業について多角的に考えることのできる良い機会が得られ、大変有意義な経験であった。(窯業メーカー)
- 深く集中できてよかった。人数もちょうど良く講師との議論も良かった。素晴らしい講師陣だった(IT関連企業)
- 技術経営にフォーカスしたテーマで大変勉強になりました。参加者の方々と色々意見交換できたことも今後の宝となります(化学メーカー)
- 多様でありながら、背景に一貫性があり、すばらしい構成でした(ソフトウェア)
- 多様な企業の実績を残されて来た方々の講演が非常に良かった(機械メーカー)









