KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

強い組織をつくる
リーダーシップ
[6月/A日程]

リーダーシップの持論を築く

経営環境の変化に常に対応しながら、成果を出し続けることのできる組織こそが"強い組織"となりえます。トップダウン型のマネジメントに頼るのみでは問題解決が困難になっている今、強い組織をつくるためには各自がリーダーシップを発揮することによって、問題を解決し、課題を達成することが求められています。

本プログラムでは、時代とともに変化する企業組織のあり方をとらえ、ケースメソッドによって、さまざまな状況、場面に置かれたリーダーの行動を多面的な視点で考察・議論し、自身の経験と照らし合わせることにより、リーダーシップの持論の構築と実践を目指します。

対象
  • リーダーシップの発揮を期待されているリーダーやマネジャー
  • 組織リーダーシップのあり方を模索している人事・教育部門の方
講師
開催形態

ハイブリッド(キャンパス/オンライン)

日程・時間
1 2 3 4 5 6
2024年
6/18
(火)

18:30-21:30
2024年
7/2
(火)

18:30-21:30
2024年
7/9
(火)

18:30-21:30
2024年
7/16
(火)

18:30-21:30
2024年
7/30
(火)

18:30-21:30
2024年
8/27
(火)

18:30-21:30
他の日程
参加費

170,500円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

25名 (法人派遣は1社につき4名様まで)

進め方

セッションはケースメソッドで進めます。「個人研究(事前課題)→グループディスカッション→クラスディスカッション→まとめ・レクチャー」の流れとなります。個人研究ではケースを読み込み、ディスカッションの準備をします。最終課題はこれまでの議論を自組織・自身に変換し、課題の明確化とその解決の具体的方策を考えます。

修了基準

全セッションの参加と課題への取り組み、議論への参加を評価して認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。

プログラム
お申し込み

SESSION

SESSION 1

強い組織を作るリーダーシップとは

経営環境や組織構造、さらには昨今の人々の意識の変化に伴い求められてきた強い組織とリーダーシップの変遷を学ぶ。そしてリーダーシップ発揮において重大な阻害要因となる「認識の固定化」について、演習を通じて理解する。

SESSION 2

組織変革を推進するリーダーシップ

人は必要に迫られても変わりにくいものである。ましてや、組織内に変わる必要性が理解されない中での組織変革は一筋縄ではいかない。将来を見据え、組織の成長のためにどう変革のシナリオを描き、実行するか、リーダーに求められる考え方や行動について議論する。

ケース

ヤフー株式会社2013 高業績企業の企業変革

SESSION 3

限られた資源で成果を生み出すリーダーシップ

効率化や働き方改革の名のもと、会社からの要求が増大する一方、与えられる資源(人、予算、時間、情報)は一向に増えない。厳しい制約の中でどのように組織やメンバーに働きかけ、リーダーシップを発揮するか、必要な視点を検討する。

ケース

マネージャー五月女理絵の憂鬱

SESSION 4

危機に強いリーダーシップ

人は、経験したことのない事象や慣れない状況下では、思考停止に陥ったり不安で動けなくなったりしてしまう。そうした状況でもメンバーのモチベーションを上げ、自発的行動を生み出すためにリーダーが持つべき視点を考える。

ケース

聖路加国際病院-地下鉄サリン事件への対応-

SESSION 5

人と組織の歪みに対峙するリーダーシップ

仕事のブラックボックス化、コミュニケーション不足などにより、責任感の強い人や作り込まれた仕組みほど歪みが生じることがある。わずかなかけ違いから生じる人と組織の歪みに、リーダーとしてどのように対峙すべきか検討する。

ケース

品川情報システム株式会社-ダイバーシティと現実-

ケース

ズットジャパン株式会社 田中陽子の昇進

SESSION 6

自らのリーダーシップ実践に向けて

学んだことを振り返り、自身の組織状況に置き換え、強い組織をつくるリーダーシップとはどうあるべきか考察する。加えて、コロナ禍を経て働き方や生き方が大きく変わる中、今後どのように自分と組織のワークマネジメントを行うべきか検討する。

参加者の感想を見る

参加者アンケート

  • リーダーシップ・マネジメントの深さを知り、意欲が高まったことが一番の収穫です。プレゼンテーションも大変勉強になりました。
  • 思ったよりも学術的な内容でした。普段と違う視点を得られてためになりました。
  • リーダーシップの概念が、さまざまな局面や側面、働きかけによって発揮されるものだということ、また組織や人への理解を深め、うまく活用することができれば、リーダーシップが発揮されやすい空気が醸成されるということ(確率が高まる)、正しい答えはないということなどなど、実践に繋がるヒントをたくさんいただきました。 事務局の案内、フォローはおもてなしの精神に満ちあふれており、アットホームな空気の中で学ぶことができました。 グループ討議は、それぞれの職場環境により問題意識の持ち方や対処方法も違うことを知るよい機会でしたが、若干慣れあいトークになりがちだったかと反省しています。これも各参加者のリーダーシップの取りようなのかとは思いますが・・・。
  • 講義を一方的に聴く形式ではなく、参加型のプログラムなのがよかったです。まずグループディスカッションでは、自分の用意した考えを述べる機会を与えられ、また他の人の考えを聞くことでさまざまなことを習得できました。その後のクラスディスカッションに参加しやすい流れとなっていました。プログラム内容、先生恩レクチャー、毎回楽しく参加できました。先生のフランクな話し方は人を引きつけますね。先生のあらゆる経験談からも人柄が出てらっしゃいました。先生にも興味を持って、プログラムに意欲的に取り組めました。
  • ケースを事前に学習し、グループ論議→クラス形式での講義と流れが良くわかりやすかった。参加者同士のディベートがもっとあっても良かった。アカデミックな観点から解説していただいたことが、新鮮でした。
  • 参加した目的はすべて達成できたと感じられたプログラムでした。年次の上の方が多く、すごく尊敬ができて、学びに対し久しぶりに貪欲になれました。「味見」程度にしか、先生のご知見に触れることができませんでしたので、今後の活動予定もお知らせください。
  • ケースが具体的だったので、深く、たくさん考えることができました。部下の育成で困ることがあるとテキストを開いています。
  • いろいろなケースがあり、意見交換をしていく中で広い視野を持つきっかけになりました。気を引く内容が多く、話にメリハリがあって大変引き込まれる内容でした。6回ではなく10回くらいあっても良かったと思います。
  • 各ケースに加え、参加者の方々の話から各社の課題や取り組み、思い等に触れることができ、自社や自身に対しての気づきが多々ありました。私自身にとってはレベルの高い講義内容でしたので、自身の発言が趣旨からずれていたこともあったと思いますが高田先生の否定せずに修正いただいた部分は助かりました。さまざまな投げかけによって闇も深まりましたが・・・高田先生の講義を受けて答えが見えないながらも模索し続けることに少し火がついた気がいたします。
  • リーダーシップの事例は戦略の事例よりも面白いです。切り口がありすぎてストンと腑に落ちにくい、そういうものだと解かりました。先生のエネルギッシュかつ精密なファシリテーションとレクチャー、そして何よりもケースライティングがすばらしかった。
  • ケースメソッドは初めての経験で、いろいろ考える貴重な経験となりました。グループ討議は他社の事例を知ることができて楽しかったです。ディスカッションにおける先生の1つ1つの問いが重くて、考えさせられました。
  • 一方的な講義だけでなく、自分が参加しながら進んだので内容が入ってきやすかったです。セッション6の講義は特に心にしみました。すごく考えさせられました。
  • 学びやすい雰囲気でしっかり入り込めました。先生の歯切れの良い説明が心地よかったです。ファシリテーションの勉強にもなりました。
  • 他の方(会社)の状況を聞き、会社による違いを認識し、刺激を受けました。明確な結論がないところがリーダーシップでありながらも、その中でもポイントとなる考え方、理論のようなものがあることが勉強になりました。
  • 色々な思考、考え方に気づく機会となりました。自分はなんて単純なんだろう・・・と思い知りました。女性マネージャーの本読みました。自分(=マネージャー職をためらう立場で)と重ね、今後のヒントをたくさんいただきました。
  • 自分が経験しないことを、ケースの中でその立場になって考えることで、今後少しでも似たようなケースが発生した場合役立てることができると思いました。
  • 自分の立場としてリーダー像を模索できた。ディスカッションも勉強になったが最後の先生のレクチャーが勉強になった。
  • リアルなケースにたくさん接することができ、それぞれのケースについて擬似経験し、ディスカッションし、考える事ができよかった。
  • 実際の企業で起こった生々しい事例を知ることができ、大変参考になりました。さまざまなケース、特に対象企業にとってネガティブなメッセージを含む内容は通常目にすることのないものでした。得がたい機会を得られたことに感謝します。
  • さまざまなケースを通じてリーダーの苦悩を考えることができた。また、結論のないモヤモヤ感が逆に継続して考えさせるきっかけになると思う。ざっくばらんな雰囲気で参加しやすかったです。コメントもすべて拾っていただいて、参加しやすい環境でした。