M&A Review(MIDCグループ)共催
実践M&A講座
M&Aを受ける側・仕掛ける側双方の立場から有効性を検討する
M&A専門誌として定評のある『M&A Review』(MIDCグループ)との共催プログラムです。
経営戦略達成の重要な手法として定着したM&A。本講座では、M&Aの戦略立案から、ポスト・マージャーまでの全プロセスにわたる実践的知識と効果的活用のキー・ポイントを、M&Aを仕掛ける側と受ける側双方の立場から検討します。
6年目を迎える今期は、特に近年増大しているクロスボーダーM&Aに重点を置きつつ、豊富な事例研究を通してその特質と成功条件を探ります。
理論と実務に精通している講師陣により、単なる知識付与・情報提供にとどまらない実践的な講座を実現し、統合に際しての組織や人事的課題、ディールを支える財務的側面など、事業戦略の立案・遂行にあたるプロスタッフの養成に役立つ情報を提供します。
2011年度日程
| Session | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2011年 | 6/23(木) | 7/4(月) | 7/15(金) | 7/28(木) | 8/4(木) |
| 講師 | 佐山 | 井上 | 服部 | 服部 | 明石 |
| Session | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 8/22(月) | 8/29(月) | 9/7(水) | 9/21(水) | 9/26(月) | |
| 講師 | 知野 | 堀之内 | 竹田 | 畠山 | 服部 |
セッションの内容
Session1 企業戦略とM&A
深刻な不況をようやく脱した感のある日本経済であるが、人口減少、デフレ下であらゆる市場が収縮し、経営統合圧力も増してくる。2011年に各業界で起こることが予想される業界再編にどう立ち向かうのか、経営手腕が試される。この困難な経済環境下こそ、M&Aによる市場での生き残り、業界再編が必至となる。
M&Aの進め方と企業価値向上経営について考察する。
Session2 M&Aにおける企業価値評価
M&A交渉において重要なトピックとなる、企業価値評価の基本的アプローチ、 買収プレミアムの水準とその要因についての講義を行う。
また、
企業価値評価に関する具体的な事例(ケース)を用いた討論も行う。
Session3 M&Aとファイナンス
事業会社がM&Aを行う場合、自己の一株あたり利益(EPS)が増大するか減少するかは、その案件が買手の株価にプラスの影響をもたらすかに関して重要な判断基準となる。そして、EPS変動は買収資金の調達方法(借入金か自己資本)に大きく依存して結果が左右される。欧米の事業会社による買収案件においては、このEPS変動分析が買収のGO/NOT GOの意思決定において一般に重視されている。
一方、買収ファンドによる買収においては、買手は株式を上場していないので、買手(ファンド)にとってEPS変動分析は全く意味を持たない。従ってファンドによる買収(多くの場合LBO)はEPS変動とは全く異なる意思決定モデルで評価される。これら二つの全く異なる意思決定モデルの解説を通じて、M&Aの本質理解を深める。
Session4 M&Aの交渉プロセス
M&Aは世界中の市場で頻繁に行われ、すでに企業経営者にとって通常の企業戦略実行上の選択肢の一つとなっている。したがってその実行プロセスも、売り手側とその財務アドバイザーが主導して進むオークションとして標準化が進んでいる。
このセッションでは、長年財務アドバイザーの実務に携わってきた講師が、一般的な企業オークションのプロセスと、その各段階で買い手候補・売り手やそれらのアドバイザーたちがどのような思惑でどのような行動を取るのか、標準的なM&Aのプロセスを解説する。加えて財務アドバイザーとの契約から、相手方との交渉まで、M&Aの各段階で必要とな
る「交渉」に必要なスキルについても解説する。
Session5 タックス・ストラクチャリングの実務
買収時と買収後の租税負担の多寡は、買収価格の決定に大きな影響を与えている。また、買収ストラクチャーの組成如何によっては、自己や買収対象会社の有する欠損金や含み損が利用不能になる事例や、海外の利益還流に無用な税コストを発生させている取組みも生じている。このセッションでは、タックスの観点からみたストラクチャリングの勘どころと、想定外の税務関連の災いに見舞われないための基本的な留意点を、実務家の観点から解説する。
Session6 事業再生の実務
世界中で、それまで磐石と思われていた大手企業の経営が傾き、事業再生局面に入るケースが散見される。経営環境の変化が激しい現代の経営において、傾きかけた経営を立て直すノウハウの習得は、企業経営にたずさわるものにとって「MUST」となりつつある。
本セッションでは、事業再生の流れ、財務改善や業務改善のポイント、M&Aを用いた事業再生のテクニック等に関して、事例を用いながら実務に即した形で解説する。
Session7 PMIにおける組織・人事(総論・国内編)
本セッションでは、グループ企業再編、対等合併などの事例も踏まえたポイントを解説する。
PMIでやるべきことを早期から多面的に準備し、Day1以降、間断なく推進する素地を組織的に高めることが、M&Aの成功に直結する。特に、シナジー創出に向けて如何にして仕事のやり方を変革していくか、そのための組織・人事領域をどのように進化させるかが重要になっている。
Session8 PMIにおける組織・人事(海外編)
国内に比べると、海外企業買収のPMIにはまた別の意味で難しい問題が多い。そもそも、クロージングに漕ぎ着けられるかどうかが大問題となるケースもある。さらにクロージング後にスムーズなスタートを切るために、いつからどのような準備を進めるべきなのか、クロージング後には実際どのようなことが課題となるのかも含め、実例を踏まえてポイントを解説する。
Session9 事例研究:クロスボーダーM&A
講師自らが手がけたクロスボーダーM&A案件を分析し、その戦略、成功要因、ディールにおける留意事項、アドバイザーの役割等、体験談を含めながらケーススタディ方式で解説する。
Session10 日本のM&A七不思議
1990年以降、日本でもM&Aが増大しており、企業の経営戦略の選択肢として今後ますます重要視されることが予想される。しかし日本におけるM&Aは、欧米のスタンダードから見ると、いくつも奇妙な点がある。
本セッションは、日本のM&Aの常識が世界の常識から大きく逸脱している実態を解説し、最後に日本企業が陥りやすいM&Aの罠を挙げ、日本企業にとってのM&Aの成功条件を考察する。
参加者アンケート
- M&Aについて様々な立場・視点から知ることができ、M&Aの難しさ、特に日本企業が海外の企業をM&Aすることの難しさを改めて感じました。事例紹介はとても有意義で具体的な流れ、様々なケースがよくわかりました。
- 良かった点は、実務家中心のカリキュラムであること、また質問し易い雰囲気であったこと。実務で非常に苦労した点を改めて整理できた。
- M&Aの基礎的観点からPMIまで講座に幅があり、著名講師陣のそれぞれ特徴ある内容の話が聞けてよかった。
関連するプログラム
ケースで学ぶM&Aの財務戦略- M&Aや資本政策等において必要不可欠となる企業価値評価の手法をケースメソッド形式で実践的に学びます。










