HOMEへ戻る法人のお客様企業内研修住友商事株式会社 事業経営者養成塾 第三期

企業研修事例-住友商事株式会社

住友商事株式会社と慶應MCCは、住友商事グループの持続的な成長を牽引する事業経営人材の育成を支援する「事業経営者養成塾」を2009年度より開催しています。

期間

2011年6月16日(木)~2012年2月27日(月)・全32日間

目的

(1)事業経営に必要な経営リテラシー(知識・スキル)を習得する
(2)大局的なものの見方と経営観・経営哲学を醸成する
ことによって、各現場の事業経営人材ならびにラインマネジメント人材の育成をOFF-JTの側面から支援する。

対象

各現場の第一線で活躍している課長級(40歳代前後)で、現在事業会社にて事業経営をしている、もしくはその予定がある社員。または今後ラインマネジメントとして活躍が期待される社員。第3期は27名が参加。

進め方

  1. 過去・現在・未来の3つの時間軸から物ごとを考え、大局的なものの見方、経営自論を確立する。
  2. 個人・企業/組織・社会の3つのレベル(視点)で現状を理解し、将来構想を行う。
  3. 将来経営リーダーとなるために、常に自らの振り返り(リフレクション)機会を設け、自己の内面と向かい合う経験をすることで、潜在能力や秘めた情熱に気づく。

最終アウトプット

将来の事業経営者として、自社の存在意義を見つめ直し、自身の経営哲学を醸成した上で、10年後の住友商事の中核事業を設定し、その具現化に向けた経営構想を策定する。

【六観を磨く】セッションの概要

講師

メイン講師:高橋俊介,リフレクション講師:安藤浩之

事前課題

各回2冊の課題図書を読破し、設問に対する見解を事務局へ提出

進め方

受講生4名が発表→高橋講師による補足講義→全体討議→安藤講師による振り返り

課題図書

「日本の歴史をよみなおす}(網野善彦),「タテ社会の人間関係」(中根千枝),「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(牧野雅彦),「自由からの逃走」(エーリッヒ・フロム),「クリエイティブ資本論」(リチャード・フロリダ),「自分らしいキャリアの作り方」(高橋俊介)

日本観 日本の歴史を振り返り、日本人らしさとその活用の可能性を考察する
組織観 日本の組織風土の強さと弱さを知り、グローバルにおける対応策を考える
グローバル観 欧米や新興国の社会構造等と日本を対比し、今後のグローバル組織を議論する
人間観 組織における人のあり方や組織人の強みから、組織人材課題をひもとく
経営観 経営者に求められる資質を認識し、その輩出のための方策を検討する
人生観 満足できる人生を送るために、組織と自身で変革していくべきことを熟考する

教育部門の声

人事部人材開発チーム 課長代理 西川 健様

「事業経営者養成塾」も3期目となりました。今期はグローバル視点をさらに強化することを目的に、IMDへの派遣を含めて、プログラムの拡充・見直しを行いました。また、キヤノン様のお力を借りた異業種交流セッションでは、「グローバル」と「リーダーシップ」という二つのテーマについて、業態の垣根を越えた活発な議論を展開することもできました。

本プログラムの特徴でもある「六観を磨く」セッションでは、経営者として自分なりの「志」・「観」・「思い」の確立を意図していますが、普段触れることのないリベラル・アーツ系の分野を学ぶことで、人間性の幅を広げるきっかけとなったと受講者からも好評を得ています。この養成塾は、弊社研修プログラムの中でも最高峰の位置付けであり、間違いなく最もハードなものと言えます。

慶應MCCならびに安藤講師と共にブラッシュアップを続け、この養成塾を継続することで、多くの事業経営人材を輩出していきたいと考えています。

参加者の声

  • 事業経営者に求められる能力、資質というものに改めて直面する機会となり、「経営者とは本当に大変である」ことを再認識した。経営観という観点では、自分はどこに軸を置くべきなのか、どのようにぶれない軸を持つことができるのかという点について非常に有益であった。このようにつきつめて考えていくと、自分自身の現在の限界点や課題が浮き彫りになってきて、目をそむけたくなるような気分になることもあったが、今後もそういうことを直視して、自分の限界を打ち破るような努力をしていかねばならないということを感じている。
  • 総じて、講師陣や受講生のレベルが高く、多くの刺激を受け、自分自身を顧みるあるいは自分自身の目線を上げるうえで大変貴重な経験になったと思う。事業経営者像の確立や経営観の醸成は一朝一夕にできるものではないが、大局的・中長期的な視点でものごとを真剣に考える/見つめるきっかけを頂けたことは、大変有益な機会だった。特に、自分自身の業務・専門の領域を越えて、経営観や哲学、歴史を通して考えることの大切さを学べた点は大きな気付きであった。
  • 経営者の視点で大局的に物事を見ることが必要ということは良く言われていることだが、字面は頭では分かっているものの、具体的にどうやるのかが分からないのが実状であった。そんな中、本塾を受けることで、今までになかったものの見方のベースを学ぶことができたと思う。「観」について学べたことが大きいが、「観」だけでは哲学になってしまうところを、経営理論等によって固めていくことができ、有益だった。

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