欧州自動車産業経営の現場で実感する「大局的な思考」の大切さ
藤本 洋登さん
- 事業経営者養成塾 2期生
- 欧州住友商事グループ欧州自動車・建機部門所属
- SUMMIT D&V KFT出向
- 同社Managing Director(社長)
私どもSUMMIT D&V Ltd. は商社機能に倉庫機能を持ち合わせ、さらに製造業の顔を持つというユニークな会社です。自動車生産が基幹産業の小さな地方都市で、隣接する自動車工場の主要サプライヤーとして一翼を担っています。
私が同塾に参加を決めたのは、前回の赴任地であるインドから帰国して間もない頃でした。インドでは現地法人の自動車部長として、自動車部品メーカーの合弁事業をまとめ上げたりするなどの経験はしたものの、経営者としての本格的な会社運営の経験はなく、机上の論理で事業検討することに違和感を覚えていました。そこで、実際の事業経営に強くなろう、強くならなければならないと考え、同塾に参加しました。
同塾では、経営リテラシーのみならず、大局的な思考を磨くことに重点がおかれました。私のような者でも回を重ねるにつれ、経営者の視点を意識するようになり、特に「六観を磨く」セッションを通じて、深く自分を見つめなおし、組織を導く心構えが自分の中で培われて行くのがわかりました。
そして、実際に経営者として派遣された今、経営には、実務をしっかり把握するだけではなく、会社の方向性を正しく導く出す能力が必要であることを身に沁みて感じます。
特に経済環境が不透明な今、従業員とその家族の生活を預かる経営者として、講師の皆様からのお話やお言葉を思い出しながら、常に先を見据えて会社の将来のために最適な方針を見い出すよう心掛けています。
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