インド総合農機のトップブランドをめざす
山本 拓也さん
- 事業経営者養成塾 3期生
- 建設機械事業本部 建設機械第二部所属
- Kubota Agricultural Machinery India Private Limited(以下 KAI)出向
- 同社Deputy Managing Director(副社長)
住友商事に入社し約20年ですが、最初の10年は管理部門で事業投資の審査・支援業務を、その後10年は営業部門で事業投資の推進・管理業務を担当してきました。その間管理部門トレーニーで1年半、建設機械代理店出向で5年弱の2度、北米駐在経験があります。
現出向先は、2008年末にクボタ60%、住商40%で設立したインドチェンナイのクボタ製農機販売会社で、12年4月に赴任しました。初めてのインド、農機ビジネスに戸惑うことも多いですが、「インド農業の機械化に貢献し、同国総合農機のトップブランドをめざす。」というビジョンの下、林社長以下100名強の従業員が一丸となり、Dealer網構築、市場適合製品の投入、拡販等に取り組んでいます。
養成塾は、受講者全員が業務との両立に悲鳴を上げるほど中身が濃く、Case Studyを通じ、GE、IBM等グローバル企業の経営者がグローバル化、Innovation等の課題にどう取り組み、解決をはかったかを学ぶとともに、六観セッションを含め自分が経営者だったらどう考えるかを突き詰めることで自身の経営哲学の醸成に努める等、大いに刺激を受けました。
私は幸運にも受講直後に事業経営の現場に出ましたが、グローバル企業と規模の違いはあっても課題・経営の本質に大きな違いはないと感じるとともに、判断、実行の難しさを肌で感じています。
インドでは依然スモールプレーヤーのKAIが、現地大手競合先にどう伍していくのか、コスト上昇圧力が続く中、operation拡大と収益のバランスをどうはかるのか、その為の組織はどうあるべきか等、日々林社長以下で悩むとともに、経営陣の思いを出来るだけ共有できるよう、現地従業員に対するメッセージ発信に努めています。
KAIはまだ4周年を迎えたところですが、最終的な夢は大きく、永続企業をめざしたいです。インドに永住したいと我儘を言えるくらい、事業経営にどっぷり漬かりたいですね(笑)。
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