世界に対峙する経営観、ネットワークを育んだ養成塾
銕 智明さん
- 事業経営者養成塾 3期生
- 住友商事株式会社 資源・化学品事業部門 ライフサイエンス本部 アグリサイエンス部長
2005年から2010年までハンガリーとチェコにある農薬販売会社の社長を担い、その経験をもって2011年に第3期養成塾に参加しました。その後2014年から2年間メキシコの農薬販売会社社長を務め、2016年4月から現職(本社部長)を務めています。


私の場合、養成塾では、経験に照らし、経営リテラシーを学び直すことができ、また、それらをその後の事業経営にも活かすことができました。実際メキシコでは、目標・戦略の立て方、それらの従業員との共有の仕方、従業員育成やモチベーション向上などを考えるうえで、養成塾での学びが大いに役立ちました。
今も、経営現地化を進めている事業会社を多く抱えるBLの長として、現地経営者と対話する際、自らの経営観や軸を持てていることは養成塾に参加したお蔭と思っています。
では、具体的にプログラムのどんな点が良かったのか、役だったのか。その一部を紹介します。まず、6感を磨くセッションで、毎回、自分では買わないような課題図書をテーマをもって読み、自らの考えをプレゼン形式でまとめ、講師、受講生と真剣に意見交換したことです。このセッションを通し、自らの世界観や経営観などを考えるだけでなく、思考を深める力、深めた思考を整理する力、説明する力の向上につながったと思います。
次に、IMDでの海外研修です。当社にカスタマイズされた1週間のプログラムに養成塾受講生27名と海外スタッフ6名が参加しました。同じ企業文化を共有するもの同士で、グローバル組織の企業理念や固有の課題などを、一流講師のファシリテートのもと話し合えたこと、オフタイムでも、海外スタッフと、当社グループの課題や仕事上の悩みなどを酒を酌み交わしながら話し合えたことは貴重な機会でした。
最後に、何よりも大きな財産として残ったのは受講生27名との社内ネットワークです。今でも仲間の異動がある度に集まり、会社のあり方や将来を語り合ったり、時には馬鹿をやったりしていますが、このエネルギーが持続的成長の源だと思っています。

お問合せフォーム
公開プログラムへの社員派遣、企業内研修(講師派遣)、社内教育制度の見直しなど、慶應MCCの活用事例・導入方法についてご相談を承ります。
お問合せフォーム、お電話でお気軽にご相談ください。弊社担当が貴社へお伺いしてご相談を承ることも可能です。
以下の個人情報取扱に同意のうえ、お問合せフォームにご入力・送信ください。3営業日中に担当者よりご連絡いたします。