KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

デジタル時代の
マーケティング戦略

デジタル時代の新たな価値創出

テクノロジーの進化により、人とモノ、モノとモノ、人と人との関係から派生する大量のデータが日々生み出され、こうしたビッグデータを利活用する能力が企業の成功のカギを握りつつあります。同時にテクノロジーの進化はモノとサービス、オンラインとオフラインの境界をあいまいにし、企業は既存の競争相手に加えて既存の市場構造を破壊するデジタル・ディスラプターとも競争することになります。

こうした中で、企業が既存事業や既存のビジネスモデルから脱却し、新たな価値を生み出すにはどのようなマーケティング戦略が必要となるのでしょうか。デジタル・ディスラプション、ダイナミック・プライシング、D2C(Direct-to-Consumer)、サブスクリプション、機械学習、レコメンデーションといった諸概念を学びながら、デジタル時代を生き抜くマーケティング戦略を考えます。

対象
  • オンライン上の顧客獲得・維持・育成、事業の収益化に関するマーケティング的思考、アプローチを求める方
  • マーケティング戦略を策定する方(マーケティング・販促企画担当、営業企画・事業企画担当、商品企画担当など)
講師
開催形態

ハイブリッド(キャンパス/オンライン)

日程・時間
1 2 3 4 5 6
2024年
7/6(土)
10:00-17:00
2024年
7/20(土)
10:00-17:00
2024年
7/27(土)
10:00-17:00
参加費

170,500円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

25名 (法人派遣は1社につき4名まで)

進め方

Session1・2はレクチャーでマーケティングの変遷と、デジタル時代の消費者に向き合う際の考え方を学びます。Session3以降はケースメソッドでデジタル時代におけるマーケティングの諸概念を学び、さらにSession5・6は実践に落とし込んだプロセス・アイデアをグループで発表します(ケース+プレゼン)。

修了基準

全セッションの参加により認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。

プログラム
お申し込み

SESSION

前回実績

SESSION 1

マーケティングの変遷と新潮流

インターネットやスマートフォンなどのデジタル技術が浸透する以前から現在に至るまでのマーケティングの定義を共有し、時代や環境の変化に伴うマーケティング活動の変遷と新潮流を理解する。

SESSION 2

デジタル時代のビジネスモデルとマーケティング

既存事業の見直しから新規事業の立ち上げまで、ビジネスモデルを含めたマーケティング戦略設計のポイントを学ぶ。

SESSION 3

デジタルプラットフォーム戦略の基礎

デジタル時代おいて、商品・サービスを取引する「場」を提供するプラットフォームビジネスの台頭が目覚ましい。自動車配車サービスを事例に、テクノロジーを活用したオンライン・プラットフォーム構築の基本を学ぶ。

ケース

ウーバー:世界の移動手段を変革する

SESSION 4

AIのビジネスへの応用

テクノロジーの進化に伴い、大量のデータを容易に収集分析することが可能になった。しかしそのデータを用いて価値を創出できている企業は多くない。AI(人工知能)を用いてヒット曲を予測するツールを開発した企業の事例から、AIテクノロジーのマネタイズを学ぶ。

ケース

ポリフォニックHMI:音楽と数学のミキシング

SESSION 5

D2C企業の新規事業開発

D2CはECやSNSの活用によって最も注目されるビジネスモデルの一つである。D2C企業のマーケティング戦略を通じてサブスクリプション、顧客生涯価値、広告予算配分、A/Bテストを用いた広告効果測定、といったデジタル時代におけるマーケティングの諸側面を学ぶ。

ケース

ハッブル・コンタクト・レンズ:D2C企業のデータドリブンマーケティング

SESSION 6

デジタル時代のマーケティング戦略の実践

顧客による新規顧客獲得スキームを成功に導いたネスレ日本の「ネスカフェアンバサダープログラム」の事例から、顧客との価値共創、社会貢献と企業の営利活動の両方を追及するCSVなどの諸概念を学び、既存事業を成長させる新しい企画を考える。

ケース

ネスカフェ アンバサダー プログラム

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参加者アンケート

  • マーケティングの基礎もわからない状態ながら、基礎から最新トレンドまで学びたいと思い申し込みました。最初2回でマーケティングの歴史と基礎を教えていただき、その後ケースでプラットフォーム、AI、サブスク、価値共創と本当にトレンディな内容を深く考えることができ、やってほしいと思っていたプログラムでした。業務で新商品を考えたり、社内でもマーケティングをする必要がある立場なので、学んだことや考え方を業務に生かしていけそうで、ありがたく思っています。
  • 非常に有意義な講義を受けさせて頂き、誠にありがとうございました。他校の講義なども受講していましたので、多少慣れている面はあったのですが、先生の出される宿題は、過去に経験したどの先生方の宿題よりも問いかけが良く練られていて、難易度が高かったです。土日にもがいて作ったのが良い思い出になり、久しぶりに勉強をした感がありました。
  • 常にポジティブな反応をいただいたことで前向きなディスカッションができました。仕事はチームプレーであり一人一人が少しでも前を向けると大きな力を発揮できると思うので、先生のそのポジティブな反応はこれから私も実践していくことでチームの力を大きくしていきたいと思います!
  • 事前課題への取り組み姿勢について、他メンバから大きく良い影響を受けました。他メンバの取り組みを参考に、自分自身も7~8時間ほどかけてケースの読み込みおよび分析を実施することで、ケースに対する深い理解および、プログラム中の理解度が上がることを強く実感できました。
  • 生きた事例に基づいて楽しく学ぶことができました。毎回とても新鮮な学びをありがとうございました。普段の仕事ではなかなかマーケティングの理論に触れることが少ないので、いろいろと応用できそうなアイデアのヒントをいただけた気がします。
  • 最新の事例や、難しい事例をわかりやすく教えていただきありがとうございました。マーケティングが楽しい学問だと思えました。グループワークが適度にあり、参加意識が持ちやすかったです。
  • ケース、講義、グループワークのバランスがよかった。発言しやすい雰囲気で進められ、さまざまな企業のマーケ担当者と交流できました。
  • ただ単に講義を受けるだけでなく、グループワークによってより理解できた。今、オンメディアでオフメディアのことを業務でも行っているためとても参考になりました。