KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

実行と協働のマネジメント
[6月/A日程]

(旧プログラム名:プレ・マネジメント)


マネジメントの基本を
体系的に押さえ
実行力を高める

働き方や求められる成果、メンバーの仕事観、チーム観の多様化が一層進み、チームビルディング、目標管理、進捗把握、評価などの方法が変化しています。これからの時代、優れたプレーヤーが優れた管理職としても活躍するには、マネジメントの原理原則を押さえた上で、メンバーの多様性を互いに認め合い活かしながら、チームの力を集結して目標達成していく実行力が必要になります。

本プログラムでは、マネジメントとは何か、課長の仕事とは何かという基本からスタートし、信頼関係構築、ハラスメントと指導・指示の境界線、成長実感を持ち自律的に活躍してもらうためのアプローチなど、多くの管理職がぶつかる悩みに効く考え方と方法論を体系的に学びます。セッションでの学習と対話、インターバルでの実践、アセスメントによって、学びを深め、実践する力を高めていきます。

対象
  • 管理職(課長職の新任~ベテラン)
  • マネジメントの基礎を体系的に学びたい方
  • 目標達成に向けて協働できるチームに成長させたい方
  • 管理者としての言動に確信を持ちたい方
講師
開催形態

ハイブリッド(キャンパス/オンライン)

日程・時間
1 2 3 4 5 6
2023年
6/24(土)
10:00-17:00
2023年
7/8(土)
10:00-17:00
2023年
7/22(土)
10:00-17:00
各セッション前後に非同期オンラインでのチーム活動がありますのでご予定ください。
参加費

165,000円(EQアセスメント1回分の費用・税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

25名 (法人派遣は1社につき4名様まで)

進め方

本プログラムは各セッションの講義や演習での学びに加えて、現場で実践した内容についてフィードバックしあうラーニングバディ活動を行い、「ありたい姿へ自らをリードする力」「部下後輩の自律的成長を支援する力」も醸成していきます。

●セッション中

マネジメントの本質や管理職の役割、必要な心構えと方法論を学び、EQ(感情知性)アセスメントによって自己理解を深めます。演習やディスカッションでは、自分が管理職であればどう考え行動するか、自己の視座やリーダーシップをどう高めていくかを考えます。

●インターバル中(ラーニングバディ活動)

セッションのインターバルではオンラインワーク「ラーニングバディ活動」を非同期で行います(下図参照)。

セッション中は多様な参加者とチームを組みますが、講師と少数の固定メンバーで行うラーニングバディ活動は回を重ねるごとに関係性が深まり、本質的な語りや深い気づきが起きやすくなります。「ラーニングバディ活動が学びと現場実践への励み、楽しみにも繋がった」との感想をいただいている学習スタイルです。

オンラインワークではMicrosoft OneDrive(Excel)を使用します。アクセス・入力できるPCやタブレット、通信環境にてお取り組みください。

ラーニングバディ

修了基準

全てのセッションおよび非同期オンラインのチーム活動への参加により認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題提出・非同期オンラインのチーム活動への参画をもって参加とみなします。

受付終了

SESSION

SESSION 1

マネジメントとは

働き方や業務環境の変化が進み、管理者には従来とは異なるマネジメントが求められている。管理者の役割や期待されていることを把握し、マネジメントの原理原則を押さえる。また、マネジメントモデルに照らし合わせて、自分がどの領域を強化していくかを考え、将来とるべき行動の方向性を検討する。

SESSION 2

信頼関係を築く

チームの基盤である信頼関係を、多様な価値観を持つ部下・メンバーと構築する必要性と手法を学ぶ。また、働き方が多様化する中でも成果をあげられる管理者となるべく、EQ(感情知性)アセスメントを通じた自己理解と、相手に応じて効果的な関わりができるポイントを把握する。

SESSION 3

チームをつくり育てる

チームビルディングのプロセスと、各プロセスで有効なアプローチを理解する。ミッション・ビジョンの腹落ちと実現方法、業務の割り当てや部下の動機づけ、チーム内の対立の解消方法などのポイントを押さえる。また、テレワークで別々の場所にいる部下・メンバーとの一体感をどう生み出すかを考える。

SESSION 4

自律性を伸ばす人材育成

オフィスワーク・テレワークとも、自ら業務を遂行し成果を上げる自律型人材育成の重要度が増している。その実現に向けた、部下への働きかけの手法であるコーチング、フィードバックなど日常業務での関わり方、および人事考課のプロセスを効果的に実践する要点を学ぶ。

SESSION 5

心理的安全性をベースとした環境づくり

チームで成果を出すためには、チームメンバー全員が忌憚なき意見を発信できる職場環境が大切となる。心理的安全性をベースとした環境づくりを見据え、ケーススタディに基づき労務管理問題を学ぶ。また、ハラスメントと部下指導の境界線を学び、自信を持って部下育成に臨める働きかけ方を考察する。

最新の行政動向とあわせて、テレワーク関連の労務管理課題を学ぶほか、急増する「ハラスメントハラスメント」についても事例を交えて解説し、適切な対応を考える。

SESSION 6

協働を実現するための行動目標

自分のあり方・心構えを高める「視点・視野・視座」を考察する。また、これまでのセッションで得た学びから、明日からの行動目標を作成する。作成した目標を、仲間との対話を通してより実践的で具体的な行動目標にブラッシュアップする。

参加者の感想を見る

参加者アンケート

  • 管理職について全く知らない状態で参加しましたが、管理職とは何なのか、何が必要なのか、自分は今後どうするべきなのかが理解できました。
  • 現場でなんとなく感じていてもうまく言葉にならなかったことが体系的に学べました。腹落ちしたことがとても多かったと思います。
  • 親しみやすい雰囲気の中でプログラムが進み、自然と取り組みたいという思いや姿勢を促進してもらえたのがよかったです。
  • 6回の講義を通して、管理職の覚悟のようなものが育ってきたように感じています。