KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

ビジネスモデル立案実践

(旧プログラム名:パターン適合アプローチによる 戦略立案講座)


パターン適合アプローチで次の成長戦略を描く

優れた技術、アイデア、商品・サービスはあるがうまく事業化できない。新規事業が必要とわかっているが着手できていない。多くの企業が次の成長戦略の課題を抱え、新しいビジネスモデルの構築・再構築を求めています。

本プログラムは、「パターン適合アプローチ」を用いてビジネスモデル立案のプロセスを実践します。業種、地域、時代を超えた遠い世界の勝ち戦略を、優れた戦略パターンとして抽象化し、自社の価値と組み合わせることで、独自のビジネスモデルの立案をめざします。演習・ケースで実践力を鍛え、個別相談と検討会を経て、自社・自部門ならではの価値あるビジネスモデル立案に取り組みます。

対象
  • 自社の技術・商品・サービスを事業化したい方
  • ビジネスモデルの再構築を求められている方
  • 過去の成功や経験にとらわれず新しいアプローチで事業をリードしていきたい方
講師
開催形態

ハイブリッド(キャンパス/オンライン)

日程・時間
1 2 3 4 5 6
2023年
10/11
(水)

18:30-21:30
2023年
10/25
(水)

18:30-21:30
2023年
11/8
(水)

18:30-21:30
2023年
11/22
(水)

18:30-21:30
2023年
12/6
(水)

18:30-21:30
2023年
12/20
(水)

18:30-21:30
7 8 9 10
2024年
1/17
(水)

18:30-21:30
2024年
1/31
(水)

18:30-21:30
2024年
2/13(火)
・14(水)
・15(木)

一人30分
2024年
3/13
(水)

18:30-21:30
参加費

396,000円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

24名(法人派遣は1社につき4名まで)

進め方

戦略概論およびビジネスモデルとしての「パターン適合アプローチ」の方法論をレクチャーと、ケース演習、発想法演習で学びます。最後に「パターン適合アプローチ」の方法論と思考方法の実践として、自社戦略立案に取り組みます。

修了基準

全セッションの参加と課題の取り組みにより認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。

プログラム
お申し込み

SESSION

SESSION 1

ビジネスモデル概論

はじめに、経営戦略の基礎と事業創造のサイクルを新たな視点から学び直す。現在の変化の激しい時代と環境では従来の分析型アプローチだけでは限界がある。

新たなビジネスモデルの方法論「パターン適合アプローチ」の特徴とプロセスを理解する。

SESSION 2

創造性を育む

直観いうとセンスと思われがちだが、各々の経験から導き出される、論理的に説明のできる発想であり、誰もが育むことができる。

転写や組み合わせ、アート思考の直感アプローチで創造性のヒントをつかむ。

SESSION 3

発想のプロセス1~着想と発想の方法

アップルは他社の優れた技術を集め、イノベーションを興した。任天堂は先行企業の成功と失敗を活かして業界のイノベーターと成り得た。

ビジネスモデル着想の肝となる創造的模倣をカード発想法とケース演習で体験的に学ぶ。

SESSION 4

発想のプロセス2~パターンの進化

自社の課題解決の手本となるパターン をどう探し出すのか。見つけたパターンに自社の強みや勝ちパターンをどう組み合わせるのか。

ケース演習を通じて、自社独自のパターンへ進化・発展させるプロセスを学ぶ。

SESSION 5

ビジネスモデルの描き方

どんなに素晴らしいビジネスモデルを描いても机上の空論となっては意味がない。

実行できるビジネスモデルを生み出す手順を、井上研究室開発ツールを用いて習得し、実装への作法、コツをつかむ。

SESSION 6

立案のプロセス1~自社のベストプラクティスを見つけ転写する

新しいビジネスモデルはゼロからの創造からではなく、既にあるものをヒントに生み出す、発展させることができる。異業種、海外のスタートアップ、伝統的企業などから自社に最適なベストプラクティスを見出し転写しヒントとするプロセスを学ぶ。

SESSION 7

立案のプロセス2~付加価値をもたらすビジネスモデル創造する

ビジネスモデルとは単なる儲けの仕組みではなく、どのように自社の価値を創造し、顧客に届けるかである。

自社のミッションやバリュー、提供価値に立ち戻り、自社、自事業に付加価値をもたらすビジネスモデルとはなにかを考える。

SESSION 8

仮説検証のサイクルをまわす

ビジネスモデル立案のプロセスは「分析・発想・試作・検証」のサイクルを繰り返すことにある。仮説検証サイクルの方法論、スキル、コツをケース演習と自社検討で身につける。

SESSION 9

ビジネスモデル立案(個別相談)

学んだ方法論を用いて、各自の事業や商品サービスの新たなビジネスモデルを立案する。具体的なアイデア、技術、再構築したい事業、あるいは中長期的に事業立案に活かせる自社・自部門独自の「勝ちパターン集」を作成し、講師との個別相談を交え探索する。(各自30分間)

SESSION 10

ビジネスモデルの発表と進化・発展

各自が実践したパターン適合アプローチのプロセスと自社のビジネスモデルまたはパターン集を発表し、フィードバックを行い磨き上げていく。

すぐにでも実践できるビジネスモデルを構築するとともに、今後の展開・成長プロセスに向け考察する。