プログラム内容
系譜を辿り、潮流を探る
多くの企業が持続的に成長するための手がかりを求める今、様々な理論が氾濫し、百花繚乱の様相を呈しています。そこで本プログラムでは、経営戦略論の代表的な理論をベースにした3つの戦略アプローチと近年の戦略論を、論文とケースメソッドから理解することで経営戦略論を体系的に習得し、戦略立案に活かします。
受付終了
講師 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日程・時間 |
|
||||||||||||||
参加費 | 199,800円(消費税8%込) | ||||||||||||||
対象 |
|
||||||||||||||
定員 | 25名 (法人派遣は1社につき4名様まで) | ||||||||||||||
進め方 | 事前課題として論文あるいはケースを読み込み、設問に沿って分析・検討し、ご自身の意見をまとめ、ディスカッションの準備をしてください。事前課題の回答はセッション前日までに事務局に提出いただきます。 |
セッション内容
セッション1経営戦略論と3つの戦略アプローチ
経営戦略論代表的な理論をベースにした計画重視型、学習創発型、経営資源重視型の3つの戦略アプローチを、各理論の代表的な論文をもとに議論し理解する。
[論文]マイケル・E・ポーター「戦略の本質 (What is Strategy?) 」
[論文]ヘンリー・ミンツバーグ「秩序ある計画から工芸的に練り上げる戦略へ (Crafting Strategy) 」
[論文]コリス&モンゴメリー「リソース・ベースト・ビューの競争戦略」
セッション2「計画重視型」アプローチ
企業の戦略及び経営成果を決定するのは外部環境であるという、マイケル・ポーターらによるアウトサイド・イン型の代表的な戦略アプローチを、企業事例を通して理解する。
[ケース]アイス・フィリ
セッション3「学習創発重視型」アプローチ
企業の戦略および企業成果の決定要因は、必ずしも計画通りにいかないケースもある。そのため市場や外部環境との対話による学習の中から、時間をかけて最適な戦略へ作り上げていくべきであるという戦略策定のプロセスを重視したヘンリー・ミンツバーグ。この組織戦略型アプローチを、企業事例を通じて理解する。
[ケース]ヒューレット・パッカード:キティホーク(A)(B)
セッション4「経営資源重視型」アプローチ
企業は経営資源の集積として見るべきであり、独自性のある戦略と企業の方向性を決めるのは、外部環境よりもむしろ内部の独自経営資源である、というペンローズ・バーニー・プラハラ-ドらに代表されるインサイド・アウト型の戦略論を、企業事例を通じて理解する。
[ケース]シャープ株式会社:技術戦略
[ケース]シャープ:オンリーワン戦略
セッション5戦略実行を支えるサポートシステム(人・組織)
企業は戦略の計画・策定のみならず、実行の重要性を忘れてはならない。一度できあがったサポートシステムを戦略に合わせていかに迅速に変えていくかという企業変革の理論を、ケース議論と合わせ理解する。
[ケース]GEの過去20年にわたる体質転換:ジャックウェルチのリーダーシップ
セッション6リバース・イノベーションと共通価値戦略(近年の戦略理論1)
先進市場が成熟を迎えるにあたって、新興市場の開拓と新興国企業への対応は先進国企業にとって必須のグローバル課題である。そこで新興国市場攻略に不可欠な理論を、ケース議論と合わせ理解を深めていく。
[ケース]インドマデュライのアラビンド眼科病院、視力への貢献
[配布参考書籍]ゴビンダラジャン&トリンブル著「リバース・イノベーション」
[配布参考論文]マイケル・ポーター&マーク・クラマー「共通価値の戦略」
セッション7デジタル革命と企業戦略(近年の戦略理論2)
インターネットやデジタル化の流れは、全産業に大きなインパクト与え、構造変化を迫っている。これは既存業界のルールに縛られた企業にとってはリスクである一方、新規参入企業にとっては新たな競争ルールを創造し競争優位を確立するチャンスでもある。そこで、デジタル・イノベーションの可能性について代表的な論文とケースでの議論を通して理解を深めていく。
[ケース]コマツ(株)コマツ製作所~オールド・エコノミーからの変容
[配布参考論文]マイケル・E・ポーター&ジェームス・E・へプルマン「IoT時代の競争戦略」
割引・修了基準等
割引制度 |
|
---|---|
申込締切 |
定員に達し次第締切 |
修了基準 |
6セッション以上の参加と課題の取り組みにより認定 |
会場 |
慶應丸の内シティキャンパス |
お問合せ |
担当:藤野 |
個別相談会(無料)
慶應丸の内シティキャンパス(以下慶應MCC)では、無料個別相談会を随時実施しております。プログラムの詳細内容や進め方について、授業で使用しているテキスト等をご覧いただきながら、プログラムを担当するラーニングファシリテーター(学習アドバイザー)が説明いたします。また、必要に応じて、お仕事の内容・ご経験、関心をお持ちの分野をお伺いし、最適なプログラムを紹介いたします。
オンライン個別相談会も随時承ります。
個別相談会(無料)のお申込みフォーム
個別相談をご希望の方は以下のフォームにご入力・送信ください。3営業日以内に弊社担当者よりご連絡を差し上げます。
お電話でご相談される方
受付時間 平日:10:00-18:30
03-5220-3111
- 個別相談会(無料)に申込む
- プログラムの詳細内容や学び方など、プログラム担当が説明いたします。
- 「法人のお客様」を見る
- 慶應MCCのプログラム・講演会は、ざまざまな形で企業の人材育成に活用されています。