ケースで学ぶM&Aの財務戦略
-
-
M&Aの本質をつかむ
企業のM&A戦略をリードするために必要な知識・視点・考え方を養成します。
M&Aをリードするためには、買収の必要性の検討から、買収価格の試算、合意に向けた交渉、買収後の経営までの各フェーズで財務的および戦略的視点が欠かせません。本プログラムではバイアウト、非上場企業のM&A、取引先の買収、クロスボーダーM&Aなどの多種多様な実在ケースを用いて各フェーズで直面する問題と解決方法を議論することで、企業価値や株主保護の考え方、シナジー発揮を見すえた統合の仕方など、企業のM&A戦略をリードするために必要な本質を見極める視点・考え方の習得を目指します。
- 対象
-
- 営業部門・経営企画・事業企画・財務部門でM&Aに関わる方
- 金融機関、コンサルティング会社でM&A業務の専門家を指向する方
- レクチャーはファイナンスの基礎知識を持っていることを前提に進めます。
- 講師
- 開催形態
-
ハイブリッド(キャンパス/オンライン)
- 日程・時間
-
1 2 3 4 5 6 2023年
4/17
(月)
18:30-21:302023年
4/24
(月)
18:30-21:302023年
5/8
(月)
18:30-21:302023年
5/15
(月)
18:30-21:302023年
5/29
(月)
18:30-21:302023年
6/5
(月)
18:30-21:30
- 参加費
-
165,000円(税込)
→ 割引制度・キャンセル規定
- 定員
-
25名 (法人派遣は1社につき4名まで)
- 進め方
セッションはケースメソッドで進めます。「個人研究(事前課題)→グループディスカッション→全体ディスカッション→まとめ・レクチャー」の流れとなります。個人研究ではケースを読み込み、問いについて検討し、ディスカッションの準備をします。 ファイナンスの基礎的な知識を前提に講義を進めますので、事前学習として以下の書籍をお勧めします。
- 『コーポレートファイナンス入門〈第2版〉』砂川伸幸(著)、日経文庫
- 『コーポレート・ファイナンス戦略と実務』 田中慎一(著)、保田隆明著(著)ダイヤモンド社
- 修了基準
全セッションの参加により認定
欠席の際は事前課題の提出、指定期間内の録画映像視聴・レポート等の提出をもって参加とみなします。
SESSION
- SESSION 1
-
イントロダクション:財務の役割とM&Aプロセス
M&Aにおける財務(ファイナンス)の重要性を学び、企業価値評価の基本的な手法やその背景にある考え方を理解する。
- SESSION 2
-
財務の視点とバイアウト
ファンドと組んで非上場化することを検討していたポッカがバイアウトをした理由は何だったのか。買収後、ファンドの目指すリターンを実現できる案件であるかを財務視点で検証し、近年増加傾向にあるバイアウトの役割について考える。
ケース
ポッカコーポレーション
- SESSION 3
-
コーポレートガバナンス
ロシュによるジェネンテック買収の事例を通してM&Aでのシナジー発揮に対する考え方を学ぶとともに、コーポレートガバナンスの考え方、特に少数株主保護の視点を身につける。また、それぞれの企業価値評価額の違いから妥当性の検討を実施することで企業価値評価の理解を深める。
ケース
ロシュによるジェネンテック買収
- SESSION 4
-
非上場企業のM&A
非上場企業は株価が無い・オーナーの力が強いなど、上場企業と異なる点が多い。本セッションでは上場企業と非上場企業のM&A交渉から、買収・統合交渉の進め方、非上場企業との交渉で特に注意すべき点などを学ぶ。
ケース
キリンとサントリーの経営統合
- SESSION 5
-
M&Aである必要性の検討
ディズニーとピクサーのM&A事例から、契約・提携・買収の違いを分析し、どのような違いがあり、どのように使い分けなければいけないのかを学ぶ。また、M&A後の取り組み(PMI)での成功要因を探ることで、買収後に気をつけなければいけない点を議論する。
ケース
ウォルト・ディズニー・カンパニーとピクサー:買収すべきか否か
- SESSION 6
-
日本企業によるクロスボーダーM&A
2012年7月に起こった電通による英国の広告代理店イージス社買収を、買収価値の妥当性、買収交渉、買収後経営体制などさまざまな観点から分析検討し、クロスボーダーM&A特徴、配慮すべき点などを学ぶ。
ケース
株式会社電通グループ2020年
参加者アンケート
- 3時間という長丁場だったが、内容の濃さもありあっという間だった。すべてのケースにおいて似ているようで異なった考察があり、非常にためになった。オンライン開催については、始まる前は抵抗感があったが、始まってみると違和感はなく、想像以上に集中できて良かった。
- 非常に分かりやすい説明で、かつ全てのケースにおいて考察が深く、毎回ケースで非常に多くの気づきを得ることが出来ました。最初の授業でもおっしゃっていましたが、ケースの分だけドラマがあって、教科書通りにいかないということを思い知ることが出来ました。今回の学びを実践でも活かしていければと考えております。
- 齋藤先生のM&A=経営、そしてその裏側にある人事、財務、組織、戦略等の理論と人間模様などのストーリーやドラマとのバランス感が大好きなのが伝わってきて、引き込まれました。
- 期待通りでした。M&Aに関し、株価算定の基礎から、特徴的な買収事例まで多くのことを学べました。仕事上、実際にM&Aに関する案件が目の前にあり、それを想定しながら講義を受けることができました。
- M&Aをとっかかりにして経営全般について体系的に学ぶことができ、とても満足度が高かったです。経営の基礎についてケースを通じて知ることができたのはもちろんのこと最近のトレンドや直近のニュースも踏まえた情報も織り込まれておりとても参考になりました。
- ケーススタディによる進め方が分かりやすく、興味を持って参加できました。M&Aを理解しようとすると、買収価格の決定の仕方やバリュエーションに重きを置きがちでしたが、今回のセミナーではM&A全般について説明いただき、M&Aの奥深さを実感しました。
- 内容的には難しいものだったと思いますが、先生の分かりやすい説明で何とかついて行くことができました。オンラインでセミナーを受講するのが初めてだったので、受講前はやや不安でしたが、実際はリアルより集中することができたように感じています。
- 戦略的な部分で、何なぜ統合?提携?などの議論を通じて、どんな要因がその背景に散っているかを学べたのがよかった一方、Valuationに関してまだ学びが足りないので、今後色んな事例に触れてみたいと思う。
- オンライン講義の場合、先生への質問や発言のタイミングの難しさは感じたものの、自宅で受講でき(往復の移動時間がなく)時間的な負担も少ない等、良い面もあったかと思います。
- マスでの一方的配信ばかりでなく、少人数個別の場合でもオンラインは有効性が高いことを齋藤先生の熱意が検証、実証されたのではないでしょうか。
- リアルの方が、議論ははずむかもしれないが、やはり移動がないこともあり、業務との調整が非常に楽で、有り難かった。また思っていた以上に集中できる環境で、違和感はなかった。
- リアルよりも集中できたような気がして問題なかったです。ただ、最後の懇親会はリアルの方がもっと皆さんとお話できたように思いました。
- 最初は不安だったが、リアルと変わらないぐらい密接な講義であったと感じた。
ラーニングファシリテーターいまオススメの!プログラム
-
最高のチームをつくる
リーダーシップ2023年10月2日(月)開講
-
全員が様子見していた初回とは、まったく別の場、別人のような最終回。さらに皆さんの表情がおだやかにイキイキ。そんなステキな変化が起こるプログラム。私のおすすめです。(湯川)
-
人と組織の世界観ゼミナール
2023年10月7日(土)開講
-
高橋先生のリードは思考の幅が拡がると好評!普段手に取らない書籍から大きなテーマに向き合い、皆さんの発言は広く深く「大局観」で考えることが習慣化されてきます。(保谷)
-
実行と協働のマネジメント
2023年10月27日(金)開講
-
毎セッション終了時は、「職場では言いにくい日々のモヤモヤを吐き出せて、デトックスにもなりました!」と皆様スッキリした笑顔に。学びに加えて心の充電にもどうぞ。(柳)