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真山 仁 著『タングル』『失敗する自由が超越を生む』

昨今、劇場、音楽ホールのバックステージツアーが人気となり、全国各地で開催されるようになりました。普段はベールに包まれた部分を知ることで、特別感を感じられ、ワクワクしますし、何より作品の作り手側の目線を知ることで、その世界観にどっぷりと浸ることができます。

2024年3月12日

よしながふみ 著『きのう何食べた?』22巻

「変わっていくこと」について考えさせられる作品です。
『十年一昔』とはよく言いますが、変化の激しい現代においてはもっと短いサイクルで人の考え方・感じ方は変わっていくのかもしれません。この22巻を読んで、強くそう感じました。

2024年2月13日

宮嶋 勲 著『最後はなぜかうまくいくイタリア人』

「あぁ。なんでこの仕事、引き受けてしまったんだろう。」

思い起こせば数か月前、自分が苦手だと感じる仕事を「やってみませんか?」と上司から持ち掛けられた私は、反射的に「…はい、やってみます。」と答えていました。断ることへの申し訳なさや、その仕事へ立ち向かうキャパシティがない自分に嫌気が差しそうだったこと、そして何より「労働は義務だ」という意識が根底にあったからです。

2024年1月16日

前田 はるみ 著『トップも知らない星野リゾート 』

私にとって星野リゾートといえば “ちょっと高級な、憧れの宿泊先”。それと同時に、社長の星野佳路さんの顔もすぐ浮かぶ。メディア露出も多く、日曜朝の経済バラエティ「がっちりマンデー‼」の「スゴい社長特集」でよく拝見し、その社長然としていない、飄々とした出で立ちに勝手に親近感を感じ、スゴさを知りたい!と思うようになった。

2023年12月12日

佐宗 邦威 著『じぶん時間を生きる TRANSITION』

今年の夏は石川、富山を旅した。

石川は3泊、富山は4泊滞在し、観光地をめぐるというよりも、綺麗な景色をのんびりと眺めたり、キッチン付きの宿泊施設で地元のスーパーの食材を料理をしたり、お気に入りのカフェを見つけ通ったり、地元の市民体育館のプールで泳いだり・・・と、場所を変えて、

2023年11月14日

『子供を持つ親に読んで欲しい 日本昔話で学ぶ心のあり方』

皆さんは昔話が好きでしたか。

私は、昔話というと子供の頃にほぼ欠かさずに観ていた土曜の夜のアニメ番組でした。ただし、それは毎週楽しみにしていたというよりも、得体の知れないものから、「ちゃんと見ないと(いい子にしていないと)だめだぞ)」言われているような怖さがあって観ていた記憶があります。ほのぼのとした話だけではなく、夢に出てきそうな悲劇的なス

2023年10月10日

景山 洋平『「問い」から始まる哲学入門』

“哲学”この言葉に、あなたはどのような印象を持ちますか?
「簡単なことを小難しく考える」のような、なんとなくとっつきにくい。そうしたイメージをお持ちの方もいれば、「自分が大切にしている判断する際のよりどころ」をイメージする方もいるでしょう。

2023年9月12日

猪熊弦一郎『マチスのみかた』

これまでいくつの色を好きになっただろう。そのときどきの色はどれも自分らしく、そのころが思い出されてくすぐったい。色はうつろい、色を探し続けている。

2023年7月11日

ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』

6月のロンドンはまぶしい。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館を堪能した後、ハイドパークをぐるりと半周して、ナイツブリッジへ。サウス・ケンジントンからハロッズまではすぐだけれど、敢えて遠回りしたい。6月のロンドンには、そうさせる魔力がある。

2023年6月13日

神話学から見た世界って?~『世界の神様 解剖図鑑』と神話学講座から~

代田方面、愛媛方面の皆様であれば「東京・世田谷の代田という地名はダイダラボッチに由来する(諸説あり)」「愛媛という県名はイザナキとイザナミが生み出した女神の名前エヒメに由来する」
ということはきっとご存知でしょう。

2023年5月9日

洋介犬『反逆コメンテーターエンドウさん』

「くらしのマーケットの意識調査によれば、『自分は家事をちゃんとやっている』と答えた夫の割合か60%なのに対して、『夫は家事をちゃんとやっている』と答えた妻は40%しかいませんでした」

2023年4月11日

ミン・ゾン『アリババ 世界最強のスマートビジネス』

アリババは世界最大の流通総額を持つ、リテール・コマースカンパニーである。複数のeコマースサイトを始めとして、クラウドコンピューティング、デジタル・エンターテインメントなど幅広い領域でサービスを提供している。

2023年3月15日

若松 英輔『本を読めなくなった人のための読書論』

箱根駅伝というのは不思議なもので、夏の甲子園と同じように郷土愛や愛校心が大いに刺激されるイベントなのではないでしょうか。

2023年2月14日

ウィリアム・ブリッジズ『トランジション ―人生の転機を活かすために』

「3年ぶりの規制なし」として各地に賑わいが戻ったこの年末年始、Withコロナの生活にすっかり慣れたことをしみじみと感じました。

2023年1月10日

『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』『なるほどの対話』

“積読(つんどく)”というのでしょうか。自宅の本を置くスペースにはいつも良い場所に積んであるのに、最初から最後まできちんと読んだことがない本が数冊あります。

2022年12月13日

ペルトを知っていますか

アルヴォ・ペルト(Arvo Pärt)。1935年生まれで御年87歳。バルト三国のエストニア生まれの作曲家です。大きなジャンルとしてはクラシックですが、時代的には現代音楽の領域と言って良いでしょう。

2022年11月8日

伊吹 有喜『犬がいた季節』

「青春ってすごく密」3年振りに入場制限なしでの開催となった夏の甲子園で、初優勝を果たした仙台育英高校野球部、須江監督の言葉です。

2022年10月11日

阿刀田 高「小説とはなにか、いま改めて考える」

―小説って、なんだろう― 若いころに考え、確かな答をえられずそのまま小説家を生業として四十有余年を過ごしてしまった。今でも考え続けているが、

2022年9月13日

木下 龍也『あなたのための短歌集』

ぬりたての絵を風という観客がよろこびながら乾かしてゆく

2022年8月8日

佐渡島 庸平『感情は、すぐに脳をジャックする』

妻が映画を見て感動の涙を流していた。それを見て、ふと、ここ数年感動していないことに気がついた。

2022年7月11日
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