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慶應MCC通信【てらこや】
ビジネスパーソンの学びを切り拓く
https://www.keiomcc.com/magazine/
Vol.273 [2025/11/11]
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■INDEX■
1.ピックアップレポート
一條 和生・細田 高広著
『16歳からのリーダーシップ』
2.夕学レポート
中野 珠実氏講演
「人間はなぜ顔に魅せられるのか」
3.私をつくった一冊
粂川 麻里生
(慶應義塾大学文学部教授
(言語文化研究所所長、アート・センター副所長))
『ファウスト』
4.今月の一冊
エドワード・ゴーリー著
『うろんな客』
5.慶應インフォメーション
────────────┼

皆さまこんにちは。
慶應MCC通信【てらこや】11月号をお届けします。

「リーダーは役職、リーダーシップは振る舞い」。
リーダーシップの基本に始まり、自分らしい
人生の進め方を事例を交えて紹介。
清涼感のある文章は考えすぎる大人にも
おすすめできます。

人間がなぜ「顔」に魅せられるのか?
白目の進化がもたらした社会性、
太古から鏡に執着する理由、そして現代の
顔レタッチの裏にある脳の働きを、
中野教授が脳科学の視点から深く考察します

「複雑な作品で、よく分からないながら、
その豊穣なイメージの世界に魅了された」
ドイツ文学研究者である
粂川先生の人生を決定づけたとも
言える一冊を紹介いただきました。

今月ご紹介するのは生誕100年の
エドワード・ゴーリー作『うろんな客』。
韻文を七五調で訳した、柴田元幸さんの
日本語とあわせて音読すると、一層不穏で
ユーモラスな世界に魅了されます。

それでは、今月の【てらこや】をお読みください。

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[1]ピックアップレポート:
ビジネスに効く「知」のサプリメント
…………………………………
一條 和生・細田 高広著
『16歳からのリーダーシップ』
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リーダーとリーダーシップは何が違うのか?

「リーダー」とは先頭に立つポジションを
意味する言葉です。ですから部長やキャプ
テンや委員長は確かにリーダーだと言えそうです。
一方、「リーダーシップ」はどうでしょう。
そもそも英語の「-ship」という接尾語は
名詞にくっつくと、それを成立させる
大切な性質や役割を示す言葉になります。

▼全文を読む

一條 和生・細田 高広著『16歳からのリーダーシップ』

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[2]夕学レポート:
時代の”潮流と深層”を読み解く
…………………………………
中野 珠実氏講演
(大阪大学大学院情報科学研究科 教授)
「人間はなぜ顔に魅せられるのか」
講演日:2025年5月15日(木)
─────────────
この夜の演題は
『人間はなぜ顔に魅せられるのか』。
一方、一昨年に出版された
中野教授ご自身による著書の表題は
『顔に取り憑かれた脳』。
二つの表現の微妙な違いは、どちらが
正しいというものではない。
おそらくどちらも正しい。

▼全文を読む

中野 珠実氏講演「人間はなぜ顔に魅せられるのか」

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[3]私をつくった一冊
…………………………………
粂川 麻里生
慶應義塾大学文学部教授
(言語文化研究所所長、アート・センター副所長)
─────────────
『ファウスト』
森林太郎(森鴎外)訳・ゲーテ著
岩波文庫(1928年7月)

中学2年くらいだったと思います。
私は当時、翻訳でニーチェの
『ツァラトゥストラかく語りき』を
読んで大変感動し、「自分も、従順に
耐える駱駝の時代、権威に叛逆する
獅子の時代を経て、自由に創造する
小児の時代に達するような人生を
送ろう!」などと思い、ドイツの
文学や哲学を読みようになるうち、
その”最重要作品”として
『ファウスト』に突き当たりました。

▼全文を読む

粂川 麻里生(慶應義塾大学文学部教授(言語文化研究所所長、アート・センター副所長))

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[4]今月の一冊
…………………………………
エドワード・ゴーリー著
『うろんな客』
─────────────
今年、生誕100年である。
エドワード・ゴーリー。絵本作家であり、
詩人であり、イラストレーター。舞台の
美術や衣装も手がけた。Edward Goreyの
綴りを入れ替えたいくつものペンネームを
使った。バレエが大好きで、振付家
バランシンの大ファン。毛皮のロング
コートにスニーカー、手指にはいくつ
もの指輪、目を引くファッションで
NYを歩いた。

▼全文を読む

エドワード・ゴーリー著『うろんな客』

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[4]慶應インフォメーション:
「学び」のための慶應義塾関連情報
…………………………………
詳細情報や問合せ先などは
各Webサイトにてご確認ください
─────────────
◆慶應丸の内シティキャンパス

●リベラルアーツ講座 agora
https://www.sekigaku-agora.net/

○岩永智博さんと探る【総合芸術バレエの美と魅力】
https://www.sekigaku-agora.net/course/ait25a.html
11月29日(土)開講・全6回
○宮城まり子さんと語る【ありたい自分、なりたい将来を描くこころの旅】
https://www.sekigaku-agora.net/course/amm25a.html
2026年 1月24日(土)開講・全6回
○千住真理子さんと 【音楽とともに素晴らしき人生!】
※キャンセル待ち※
https://www.sekigaku-agora.net/course/asm25a.html
2026年 1月14日(水)開講・全6回

●夕学講演会
https://www.sekigaku.net/
<全講演見逃し配信あり>

★丸の内会場残席わずか★
○11月11日(火)
金間 大介
金沢大学 融合研究域 教授
(一社)WE AT 副代表理事
「広がる世代間の価値観ギャップとコミュニケーション」

○11月20日(木)
神成 淳司
慶應義塾大学環境情報学部 教授
「国内農業の現状と今後」

○11月26日(水)
藤井 一至
土の研究者
福島国際研究教育機構 土壌ホメオスタシス研究ユニット長
「すべては「土」から始まる」

○12月1日(月)
鈴木竜太 神戸大学大学院経営学研究科教授
本間浩輔 (株)パーソル総合研究所取締役会長 他
「目標達成から考えるリーダーシップ」

○12月9日(火)
仲道 郁代 ピアニスト
粂川 麻里生 慶應義塾大学文学部教授
「文学と音楽の交わりから芸術を探求する」

○12月18日(木)
小林 さやか
ビリギャル本人
AGAL代表取締役
「能力の引き出し方~米国アイビーリーグで学んだ最新の認知科学とその実践~」

○12月22日(月)
服部 孝洋
東京大学 特任准教授
「金融から考える日本国債」

●ビジネスプログラム
個別相談では講座内容の詳細、進め方など、
ラーニングファシリテーターが詳しく説明いたします。
https://business.form-mailer.jp/fms/9331ad06201405

<思考・意思決定>

○ウェルビーイング・イノベーション[B日程]

ウェルビーイング・イノベーション[12月/B日程]


12/1(月)-3/16(月) 全6回
○フレームワーク思考[B日程]

フレームワーク思考[12月/B日程]


12/19(金)-3/4(水) 全6回

<ビジネスコミュニケーション>
☆残席わずか☆
○【土曜セミナー】戦略的交渉力

【土曜セミナー】戦略的交渉力[11月/B日程]


11/29(土)・12/6(土) 終日2日

●クロシング<申込後7日間無料>
https://www.keiomcc.com/xing/
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オリジナルのコンテンツが見放題!

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【編集後記】
粂川先生の研究の原点となったのは、
森鴎外による生き生きとした翻訳から受け
とった”精神”でもありました。

今月の一冊を担当しました。私が気になって
仕方がないこの絵本をぐっと魅力的にしてい
るのは柴田元幸さんの日本語訳でした。

感性や分野の接点で新たな芸術が生まれる。
新たなワクワクも生まれる。粂川先生に
ご登壇いただく12月9日の夕学講演会、
ピアニスト仲道郁代さん対談回も楽しみです。
https://www.sekigaku.net/sg/lecturer/1343

今月号もお読みくださりありがとうございました。
(ゆかわ)

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慶應MCC通信 【てらこや】
編集:慶應丸の内シティキャンパス【てらこや】編集局
terakoya@keiomcc.com
編集人:いまい・ゆかわ
発行:株式会社 慶應学術事業会
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