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夕学レポート

夕学レポート

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鈴木おさむ氏講演「120%の力を、次のステージへ」

私は1972年生まれで鈴木さんと同い年。
さらに、鈴木さんの盟友・木村拓哉さんが中学時代の剣道部の仲間だったこともあり、勝手に親近感を覚えている。

2024年7月2日
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今井むつみ氏講演「言語の本質」

「100万回死んだねこ」
「ストラディバリウスはこう言った」
「村上春樹の、とんでもなくクリスタル」
いずれも有名な本のタイトル…のようにも見えるが、実はどれも図書館の司書が利用者から尋ねられた“間違ったタイトル”だ。

2024年6月10日

東 浩紀氏講演「「訂正すること」の意味と価値」

頷いたり、首を横に振ったり、かしげたりと最後の質疑応答も含め、東浩紀さんの講演は私にとって忙しい時間となった。「『訂正すること』の意味と価値」の講演は次の4つから構成されている。

2024年6月7日

森林 貴彦氏講演「「常識」を問い直した指導の道」

二兎を追うもの一兎をも得ず、という言葉は、少なくとも野球においては過去のものとなった。言わずと知れた大谷翔平選手の、世界最高峰のメジャーリーグを舞台とする「二刀流」での活躍によって、だ。
しかし大谷選手の投打二刀流は、団体競技である野球において、個人レベルで達成された偉業であるとも言える。
では、チームで「二刀流」を追求することはできるのか。
そのときに追わんとする二兎は、いったいどんな顔をしているのか。

2024年5月8日

池上 彰氏講演「世界はどう動くのか」

今回の講演はとりわけ楽しみにしていた。なんといってもあの池上さん。おまけに世の中はハマスとイスラエル、イスラエルとイラン間の応酬、ウクライナ問題、アメリカ大統領選挙戦と、もう池上さんにご登場いただくにはうってつけの「池上日和」。

2024年4月26日

山極 寿一氏講演「人間の本質と情報通信革命」

NHKラジオの「子ども科学電話相談」で4-5歳くらいの女の子が「ずっと待ってたらチンパンジーは人間になるの?」と質問していた。スタジオでは回答者が「ハッハッハッハ」と爆笑している。もしかするとあの回答者は山際壽一先生だったかもしれない。(違うかもしれない。)ご存知ダーウィンの進化論のどこかを飛躍した理解だけれども、ではどこを飛躍したのか説明せよといわれても大半の大人はまず答えられない。

2024年2月9日

山口 桂氏講演「クリスティーズオークションとアートマーケット」

「さっきから熱心に何を見てるの?」
「オークションサイト」
「オークション?どうせまた何千円かのガラクタ見つけて『掘り出し物だ!』とか言って取り寄せて見たらガッカリ、っていつものパターンでしょ。お金と時間の無駄遣い」

2023年12月18日

一川 誠氏講演「心理学からみた「タイパ」」

「タイパについての講演」と聞いて、反射的に「動画の倍速視聴」や「映画や小説のまとめ記事」を連想したのだが、そんな単純な話ではないのだろう。自分も含め、多くの人がなぜこんなにも寸暇を惜しみ効率を何より優先したがるのか以前から気になっていたので、楽しみに聴講した。

2023年12月11日

斎藤 幸平氏講演「緑の資本主義の欠陥」

富の源泉が、物資や工場=有形資産から、知識や情報=無形資産へと移った今、市場をつくるための「設計・デザイン」に経済学の「学知」が欠かせなくなっている。

2023年11月22日

村田 諒太・田中ウルヴェ京 講演「折れない自分をつくる 闘う心」

ボクサーの知人友人はいないのでどんな言葉で何を語るのか想像もつかなかった。テレビで見るボクサーは大体が試合の前か直後であって、記者会見で対戦相手を睨みつけているか試合後の血まみれになった姿でレフリーに片手を挙げられた姿なのかのどちらかで講演会で話している姿なんて想像もつかない。

2023年11月14日

坂井 豊貴氏講演「経済学のビジネス実用~学知が富の源泉となった時代」

富の源泉が、物資や工場=有形資産から、知識や情報=無形資産へと移った今、市場をつくるための「設計・デザイン」に経済学の「学知」が欠かせなくなっている。

2023年10月30日

尾身 茂氏講演「コロナとの闘いを振り返って」

「ここに『時代の“潮流と深層”を読み解く』とあります。今日は講演でその役割を果たしたいと思います」
時代の“潮流と深層”を読み解く。それは、この夕学講演会が夕学五十講として始まった当初からの一貫したコンセプトであり副題である。しかし講演の冒頭でわざわざそのことに言及した講師はあまりいなかったと思う。

2023年10月23日

山尾 佐智子氏講演「ダイバーシティとインクルージョン」から「DEI」へ

“Japan Sends Male Minister to Lead G7 Meeting on Women’s Empowerment”――米タイム誌(電子版)は2023年6月26日、こんな見出しの記事を配信した。「日本、女性の地位向上に関するG7会合の仕切り役として男性大臣を派遣」といった意味だが、もちろんアメリカメディアらしい痛烈な皮肉だ。

2023年10月17日

伊丹 敬之氏講演「中二階の原理〜日本を支える社会システム〜」

世の中には“出羽守(でわのかみ)”と疎まれる人々がいる。自らの海外経験を鼻にかけ、事あるごとに「アメリカでは~」「ヨーロッパでは~」と訳知り顔で語り、「それに引き替え日本は遅れている」という結論に持っていくのが定石だ。

2023年8月10日

辻 秀一氏講演「攻めと守りのメンタルトレーニング~ごきげんマネジメント~」

その日の私は体調不良ほかストレスの暴風雨の中にいた。感情が自分を乗っ取ると良い成果は出ないことをもちろん知っている。これまで様々な本を読んだりマインドフルネスや禅も学んだりしたけれど道半ば。感情に乗っ取られることもまだまだ多い。

2023年8月1日

平藤 喜久子氏講演「日本の神様を知っていますか~神話学から紐解く~」

意外にも会場には中高年の男性が多かった。人気のパワースポット巡りや御朱印帳関係は女性向けの雑誌掲載や商品が多いから聴衆も女性が多いのではと思っていたのだけれど。なぜに現代の中高年の男性が日本の神話に足を運ぶのか。

2023年7月30日

片桐 仁氏講演「アートに会おう、遊ぼう、自分を楽しもう」

マヨ「新丸ビルって、初めて来たわ。こんなところで作品展やるんか?」
サイ 「不条理アート粘土作品展『ギリ展』の続きかな。久しぶりだな。」
タイ「え、粘土道20周年記念『片桐仁創作大百科展』の続編じゃないの?」
モアイ「いや、今日は夕学講演会だって。」

2023年7月6日

小泉 悠氏講演「ロシアの論理、ウクライナの論理」

ウクライナへの侵攻が始まって数か月後、部屋の壁に世界地図を貼った。報道される街やロシアと国境を接する国の位置がわからなかったからだ。すると国の大きさや位置が目でわかることで意味づけが感覚として響いてくるようになった。何よりもロシアは大きい。アメリカよりもはるかに大きい。

2023年6月13日

梅田 悟司氏講演「言葉が果たす「言葉以上の役割」とは?」

砂漠の真ん中に不時着し、半ば絶望の淵にあった私の前に現れたのは、整った顔立ちの少年だった。
「ねえ、羊の絵を描いてよ」
私と、壊れた飛行機以外に何もないはずの場所で、まるで星からやってきた王子さまのように、彼は言った。

2023年4月27日

高橋 俊介氏講演「人と組織を強くする独学力」

そもそも、学ぶとは、いかなる行為なのだろうか。
「勉強」を辞書で引くと、「力の叶わぬ所、心のかなわぬ所をつとめてするぞ。勉強と云ぞ」(『詩経』の注釈書『毛詩抄』二)という記述があり、ほおと思う。重厚なフレーズに何となくわかった気にさせられるが、ほんらい学び勉強するとは、つとめて「叶わない」「足りない」ところを補う行いなのかもしれない、という予感から出発してみる。

2023年4月11日
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