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慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

夕学レポート

夕学レポート

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伊丹 敬之「中二階の原理〜日本を支える社会システム〜」

世の中には“出羽守(でわのかみ)”と疎まれる人々がいる。自らの海外経験を鼻にかけ、事あるごとに「アメリカでは~」「ヨーロッパでは~」と訳知り顔で語り、「それに引き替え日本は遅れている」という結論に持っていくのが定石だ。

2023年8月10日

辻 秀一「攻めと守りのメンタルトレーニング~ごきげんマネジメント~」

その日の私は体調不良ほかストレスの暴風雨の中にいた。感情が自分を乗っ取ると良い成果は出ないことをもちろん知っている。これまで様々な本を読んだりマインドフルネスや禅も学んだりしたけれど道半ば。感情に乗っ取られることもまだまだ多い。

2023年8月1日

平藤 喜久子「日本の神様を知っていますか~神話学から紐解く~」

意外にも会場には中高年の男性が多かった。人気のパワースポット巡りや御朱印帳関係は女性向けの雑誌掲載や商品が多いから聴衆も女性が多いのではと思っていたのだけれど。なぜに現代の中高年の男性が日本の神話に足を運ぶのか。

2023年7月30日

片桐 仁「アートに会おう、遊ぼう、自分を楽しもう」

マヨ「新丸ビルって、初めて来たわ。こんなところで作品展やるんか?」
サイ 「不条理アート粘土作品展『ギリ展』の続きかな。久しぶりだな。」
タイ「え、粘土道20周年記念『片桐仁創作大百科展』の続編じゃないの?」
モアイ「いや、今日は夕学講演会だって。」

2023年7月6日

小泉 悠「ロシアの論理、ウクライナの論理」

ウクライナへの侵攻が始まって数か月後、部屋の壁に世界地図を貼った。報道される街やロシアと国境を接する国の位置がわからなかったからだ。すると国の大きさや位置が目でわかることで意味づけが感覚として響いてくるようになった。何よりもロシアは大きい。アメリカよりもはるかに大きい。

2023年6月13日

川野 泰周「本当の私で生きる~コンパッションと「1/2」の実践で自己の本分に立ち返る~」

「ありのままで」「自分らしさを大切に」「あなた自身を表現する」といわれるけれど実際の生活では「ありのまま」でいられない。その最たるものが就職活動や交渉の場で「決められた時間内で効果的に相手の求める姿を具現化して見せる」場になっている。『プロフェッショナルを演じる仕事術』なんていう本もありますね。(別にこの本をけなしている訳ではない。)

2023年5月9日

梅田 悟司「言葉が果たす「言葉以上の役割」とは?」

砂漠の真ん中に不時着し、半ば絶望の淵にあった私の前に現れたのは、整った顔立ちの少年だった。
「ねえ、羊の絵を描いてよ」
私と、壊れた飛行機以外に何もないはずの場所で、まるで星からやってきた王子さまのように、彼は言った。

2023年4月27日

高橋 俊介「人と組織を強くする独学力」

そもそも、学ぶとは、いかなる行為なのだろうか。
「勉強」を辞書で引くと、「力の叶わぬ所、心のかなわぬ所をつとめてするぞ。勉強と云ぞ」(『詩経』の注釈書『毛詩抄』二)という記述があり、ほおと思う。重厚なフレーズに何となくわかった気にさせられるが、ほんらい学び勉強するとは、つとめて「叶わない」「足りない」ところを補う行いなのかもしれない、という予感から出発してみる。

2023年4月11日

上野 千鶴子「アンチ・アンチエイジングの思想」

今日の講師は東京大学名誉教授の上野千鶴子先生。2011年に東京大学を退官された後も、NPO法人ウィメンズ アクション ネットワークの理事長として精力的に活動されている。

2023年3月15日

吉藤 オリィ「サイボーグ時代の人生戦略~人から必要とされ続ける生き方~」

イーロン・マスク氏が買収したツイッター社の従業員に対し「激務か退職か」の二択を迫り、退職を選んだ人が続出したとのニュースが話題となっている。

2023年2月14日

山縣 亮太「10秒の壁のその先で」

号砲が鳴る。
男子100m走。
最速の男たちによる、わずか10秒の死闘。
果て無き努力、終わりなき苦しみ、ストイックを極めた者だけが掴める勝利。
そして勝負を決めるのは精神力――。

2023年1月10日

阿久津 聡「健康経営ブランディングのすすめ」

リモートワークが一区切りついたところで、「24時間戦えますか~」と鼻歌を歌っていたら、Z世代の息子が「何それ?ブラック企業のテーマソング?」と訊いて来た。

2022年12月13日

志村 祥瑚「マジックと精神医学を融合した<脳の固定観念の外し方>」

今回の講師の志村祥瑚先生は、企業経営者やスポーツ選手のメンタルサポートをされている精神科のお医者様である。と同時に、ラスベガスの世界大会で優勝した経験を持つマジシャンでもある。

2022年11月8日

藤原 辰史「生産から分解へ~土壇場の地球思想を求めて~」

「消費者」たる我々は、日々ツルピカで新しくてきれいな「商品」を購入しては、やれ古くなった、壊れた、汚れたと言っていとも簡単に「ゴミ」として捨て去る。

2022年10月11日

上野 水香「今を生きる 未来をつくる力」

今回の講師は、東京バレエ団プリンシパルの上野水香さん。
日本舞台芸術振興会の岩永氏が進行をつとめ、上野さんが岩永氏の質問に答えるという対談形式で講演は行われた。

2022年9月13日

井手 英策「幸福のための財政改革~ベーシックサービス~」

とにかく熱い講演だった。税制のような硬いテーマはとかく聴く者が覚悟を強いられるような気がするけれど、そうしたことは少しも感じずにあっと

2022年8月9日

落合 陽一「ポストコロナを見通す」

私はグーグルマップを見ながら歩くことをしない。意識してこれをしない。自分の中に備わっている身体性が失われるような気がするからだ。

2022年7月11日

伊藤 亜紗「身体論から考える利他」

「自分と違う体から、世界はどう見えているのか?」という問いから出発し、おもに障害を持つ人たちとの対話

2022年6月14日

石山 恒貴「ジョブ・クラフティング ~ミドル・シニアの仕事の再創造~」

みなさんこんにちは。「ミュージック・リフレクション」の時間です。
毎回、一曲の歌詞を掘り下げるこの番組、前回は尾崎豊の『十七歳の地図』を取り上げました。当時、尾崎は正真正銘の十七歳。そこには青春を悩み生きる等身大の青年の姿がありました。

2022年5月10日

石井 遼介「効果的な組織・チームのための心理的安全性とリーダーシップとしての心理的柔軟性」

新入社員の皆さん、初めまして。そして、私たちの職場へようこそ。
今、皆さんは、期待と不安で胸いっぱいだと思います。いや不安のほうが大きいかな。

2022年4月12日
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