夕学レポート
2008年03月06日
第4回(4/25) 野口悠紀雄さん
第4回(4/25)の講師は、早稲田大学大学院教授の野口悠紀雄先生です。
「現在の景気回復は幻想に過ぎない」
辛口で鳴る野口さんの、日本経済への論評は実に辛辣です。
ものづくり国家という美名のもとに、工業化社会に拘泥しつづける限り、グローバルな経済システムの中で日本が生きる残る道はない。真の構造改革とは、古い産業を延命させることではなく、海外の資本を積極的に受け入れて、大胆な産業転換を行い、「脱工業化」に道筋をつけることだ。
それが野口先生の「資本開国論」です。
そのモデルが、金融国家として復活なったイギリスにあることは良く言われるところです。
イギリスに出来たことが、なぜ日本で出来ないのか。
どこまでも論理的に語り、政策の誤りを厳しく指摘し、進むべき道を明解に示す野口先生。
夕学3度目の登壇となる今回も、刺激の多い講演になるに違いありません。
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