夕学レポート
2010年03月26日
6/30(水)宮田亮平さん「ときめきを伝えるとき~自作を通して~」
第18回 6/30(水)の講師は、東京芸大学長の宮田亮平先生です。
新潟は佐渡の「蝋型鋳金」という伝統工芸の鋳型作家三代目として生まれた宮田先生。東京駅の待ち合わせスポットとしてあまりに有名な「銀の鈴」(現在は4代目だそうです)の制作者でもあります。
5年前からは、東京芸大の学長として、映画学科の教授として北野武氏を招くなど、大学改革のリーダーとしても活躍をしていらっしゃいます。
芸術の嚆矢は、ラスコーやアルタミラの洞窟に描かれた壁画だと言われていますが、いずれも光の入らない暗闇の中に描かれており、他者に鑑賞してもらうことを意図したものではなく、「神との交信」として営まれた精神活動だったと言われています。
神と繋がりたいという願いは、忠実な写実ではなく、自分のこころに映る感性や想念を自由に描くことで表出されました。自分が感じること、ときめくものを目に見える形に変換する表現活動が芸術の始まりだったのかもしれません。
恐らく、そこには論理などなく、何か大きな力に導かれるようにして筆が動く、トランス状態が発生したに違いありません。
さて、翻って現代、過剰とも言える意味追究社会への不適合が、こころの病として現出していると指摘する社会学者もいます。
何事にも、論理や意味、言語化・数値化できる価値が求められる時代にあって、芸術とはいったい何なのか。
宮田先生に、自作の紹介を通して語っていただけることを期待しています。
この講演にご関心をお持ちの方には、下記の講演もお奨めです。
・4/27(火)平田 オリザ 「対話の時代に向けて」
・7/13(火)柳家 喬太郎 「「落語」の噺」
・7/23(金)種田 陽平 「映画の中で生きる芸術」
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