夕学レポート
2010年09月09日
第11回 11/16(火) 多川俊英さん 「興福寺1300年 祈りとこころ」
第11回 11/16(火)のお話は、興福寺の多川俊英貫首です。
興福寺は今年で創建1300年を迎えたそうです。藤原氏の氏寺として生まれた興福寺が藤原不比等の手で現在の地に移転した年をもって、創建とするとか。
創建時の興福寺は、東大寺や薬師寺といった大寺院とともに、天平文化の中核拠点として偉容を誇ったといわれます。
それから1300年。興福寺の歴史は、戦乱による焼失と再建の歴史でもありました。
20年前に41歳の若さで貫首に就任した多川氏は「天平の文化空間の再構成」をテーマにして大規模な境内整備事業に着手しています。
昨年、観客動員60万人を越え、空前の仏像ブームを引き起こした「阿修羅展」の企画を推進したのも、その大計画の一環だそうです。
興福寺1300年の栄枯盛衰・紆余曲折の歩みを概観し、そこで何が祈られ、どんな教えが学ばれたのか。そして、受け継がれた天平の名宝の真善美とは何か。
多川貫首が、1300年の祈りとこころを語ります。
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