夕学レポート
2009年03月19日
第11回 5/28(木) 堀場厚さん
第11回 5/28(木)の講師は、堀場製作所の堀場厚社長です。
“京都系企業”と呼ばれる企業群があります。
京セラ、ローム、ワコール、オムロン等々。戦後生まれで、京都に本社を置き、独自な製品や経営観をもって、キラリと光る優良企業としてあげられる企業です。
堀場製作所も、そんな”京都系企業”の代表といえる存在です。
厚社長のお父様である堀場雅夫さんが終戦間もない頃に学生ベンチャーとして起ち上げたのがはじまりだと言われています。
経営学の研究では、「なぜ、京都にユニークな優良企業が多いのか」という命題に対して、京都の閉鎖性が理由にあげられています。
「一見さんお断り」という慣習に見られるように、京都は伝統的に外部の人間を容易に受け入れない、閉鎖的社会だと言われています。
志のある若者が起業しようとしても、既成の事業領域、やり方では通用しません。それゆえに創業時から、新奇性や独自性にこだわり、自社ならではの技術やサービスを創り出すことを迫られます。そのスピリットが”京都系企業”には脈々と息づいていると言われています。
堀場社長にも、その精神は、しっかり受け継がれているようです。
昨秋の金融危機以降、世界中の経済が急激に冷え込み、守りに入ることを最優先する会社が多いなかで、、いたずらに不況を嘆くばかりではなく、逆境の時こそ、次ぎに備えた準備をすべきであるという前向きな発言を繰り返しされています。
今回の夕学の演題は「大波に打ち勝つ経営」
逆境に立ち向かう、ファイティングスピリットを持った人材をどう育てるか。教育問題にまで言及しながら、力強いお話をいただけるようです。
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