夕学レポート
2007年09月25日
第12回(11/29) 山内昌之さん
第12回(11/29)の講師は、東大大学院教授の山内昌之先生です。
山内先生は、イスラム研究がご専門の歴史学者です。
夕学にお越しいただくのは、3年前に登壇以来2度目になります。
前回は、幕末~明治初の遣欧使節団が渡欧の際に、
東洋と西洋を中間に位置するイスラム地域をどう観察し、何を感じたのかを皮切りに「歴史を見る眼」についてお話いただいた記憶があります。
今回は、2年ほど前に出された『嫉妬の世界史』という本のモチーフを中心にお話いただく予定です。
古今東西の歴史を繙き、時の名君・英雄達が、実は周囲からのねたみ、嫉みに苦しみ、やがては国を滅ぼすことに繋がったという「亡国の激情」がテーマの本だそうです。
安倍首相が総理就任にあたって読んだことで話題になったこの本。
若き宰相が、1年後にあれほど憔悴し切った表情で、政権を投げ出してしまうとは思いもよりませんでした。
噂によれば、彼の挫折の裏側にも、謀略・離反・決別等々嫉妬渦巻く世界があったとかなかったとか。
歴史を動かした「大いなる嫉妬」にまつわる古今東西のエピソードへの関心は深まります。
登録
人気の夕学講演紹介
2025年1月16日(木)18:30-20:30
客観性に閉じ込められる私たち
村上 靖彦
大阪大学人間科学研究科 教授
感染症総合教育研究拠点CiDER 兼任教員
客観性とは何なのでしょうか?エビデンス信仰の風潮が強まる昨今、見落としているものを『客観性の落とし穴』の著者・村上氏に学びます。
人気の夕学講演紹介
2025年1月24日(金)18:30-20:30
教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
柳 幹康
東京大学東洋文化研究所 准教授
家庭の仏壇や供養の儀式、あるいは観光旅行での古寺巡礼など、仏教は比較的身近な存在でありつつ、知っているようで知らない奥の深さもあります。仏教学の専門家より教養としての仏教を学びます。
いつでも
どこでも
何度でも
お申し込みから7日間無料
夕学講演会のアーカイブ映像を中心としたウェブ学習サービスです。全コンテンツがオンデマンドで視聴可能です。
登録