夕学レポート
2014年03月19日
第12回 6/5(木) 新見正則さん
第12回 6/5(木)にご登壇いただきますのは、帝京大学医学部外科 准教授の新見正則先生です。
新見先生は、西洋医で、漢方医、臨床医で移植免疫の研究者、趣味はトライアスロン、そして、昨秋「イグ・ノーベル賞 医学賞」を授賞されました。
テレビ東京の「主治医が見つかる診療所」にレギュラー出演もされています。たいへんな人気番組で、月曜夜のレギュラー放送に加え、この春からは毎昼の別冊放送も始まりました。
新見先生はあるときは血管外科や脳の専門医師として、あるときは漢方を処方するお医者さんとして、あるときは移植免疫学の研究者として、またあるときはご自身の体験をもって、コメントやアドバイスをされています。
先日、「体重コントロールの達人」でもある新見先生とぶらり横浜を”健康散歩”する回をみました。「ちょい○○」が新見先生のアドバイス。食事では、野菜をちょい足し、炭水化物ちょい残し。ちょい運動では、散歩がてらちょいたくさん歩く、ちょいでこぼこ道を選ぶ、など。「いいとはわかっているけれど、なかなかできない」ことの多いなか、私たちふつうの人々の気持ちに寄り添われているのも新見先生らしさです。
昨秋、「イグ・ノーベル賞医学賞」に輝かれました。イグ・ノーベル賞は、ユニークでユーモラスなちょっと笑えるような実験内容で、でも、とても考えさせられる結果、に与えられる、国際的な賞です。授賞式はハーバード大学でおこなわれます。
心臓移植したマウスに、さまざまな音楽や音を聴かせたところ、オペラ「椿姫」を聴いたマウスがいちばん延命したそうです。移植免疫学は20年前オクスフォード大学に留学されたとき以来のライフワークだそうですが、一方で、先ほどのちょい○○のような、好奇心や考え方あって、運と縁に恵まれての成果なのだ、と新見先生はおっしゃっています。
そんな新見先生とマウスが教えてくれる、幸せな生き方論。
元気に、幸せに、楽しく生きていきたいなあ。そんなお気持ちのある方、どなたにも、ぜひお聞きいただきたい講演です。(湯川)
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2025年1月16日(木)18:30-20:30
客観性に閉じ込められる私たち
村上 靖彦
大阪大学人間科学研究科 教授
感染症総合教育研究拠点CiDER 兼任教員
客観性とは何なのでしょうか?エビデンス信仰の風潮が強まる昨今、見落としているものを『客観性の落とし穴』の著者・村上氏に学びます。
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教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
柳 幹康
東京大学東洋文化研究所 准教授
家庭の仏壇や供養の儀式、あるいは観光旅行での古寺巡礼など、仏教は比較的身近な存在でありつつ、知っているようで知らない奥の深さもあります。仏教学の専門家より教養としての仏教を学びます。
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