夕学レポート
2009年09月25日
第20回 1/14(木) 西成活裕さん
第20回 1/14(木)の講師は、東大先端科学研究センター教授の西成活裕先生です。
「渋滞学」「無駄学」という、キャッチーなネーミングの研究領域を専門とする西成先生。○○力という安易なラベリングは評判の悪いご時世ですが、ここまでシンプルで分かり易いとインパクトがありますね。
なぜ渋滞が起きるのか、渋滞を避けるのはどうしたらいいのか。
なぜ無駄が生じるのか、無駄を省くにはどうしたらよいか。
人間という不可思議な生き物が作りだす、渋滞や無駄という社会現象を、高等数学や物理学の知見を応用して、科学的に解明しているのが西成先生の研究です。
スキンヘッドに黒めがね&チョビ髭という個性的な風貌もあって、テレビや講演にも引っ張りだこと聞いております。
ついには、小椋桂さん作詞作曲で、「ムダ取りの歌」なるCDまで出したといいますから、恐れ入ります。
「ムダとり」の技術といえば、IEやQCなど生産技術の分野でで言い尽くされていたと思っていましたが、どうやらそうではなかったようです。
数理物理学者が説く、「無駄学のすすめ」に乞うご期待!!
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http://www.sekigaku.net/index.htm
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平野 昭さんと【系譜で読み解くクラシック音楽】
近年再評価や再解釈の進むブラームス音楽の本質と、ドイツ・ロマン派音楽の豊かな魅力を楽しむ。

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5月20日(火)18:30-20:30
能力主義は『良いこと』もしたのか?
勅使川原 真衣
組織開発コンサルタント、著作家
近代化にともない必要に駆られて仕立てられた配分原理としての「能力主義」の功罪を見つめ直し、競争ではなく共創する社会を構想します。
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