夕学レポート
2016年10月03日
第25回 1/27(金) 海部陽介先生
2016年度後期を締めくくって頂くのは1/27(金)ご登壇 国立科学博物館人類研究部 海部陽介先生です。
『日本人はどこから来たのか?』
先生の最新著書は日本人であれば誰しもが考えるこの古くて新しい問いに、最新の研究結果より紐解いています。
遺跡調査は日本の国内で閉じているかぎり本当のことはわからない、と本著のなかで先生は記していらっしゃいます。
人骨の形態学・遺伝学・考古学・年代学などの 進展と知見統合、海外の遺跡との比較、DNA研究・・・といった重層的なこの10年間の研究によって、私たち日本人の来歴と、祖先たちの知られざるチャレンジがどのようなものであったか浮かび上がってきているのです。
その解明の陰には、海部先生をはじめとする各分野の第一線の専門家、研究者皆さんのたゆまぬ研究努力と知見の統合という、まさに現代のチャレンジであること他なりません。
アジアにおける過去200万年間の人類総史の解明に貢献することが目標という海部先生より、人類がこの日本に到達するまでの新たな仮説をお伺いします。
事前に上述の参考図書を一読いただきご参加されると、より理解が深まるとのこと。
新年より人類の大きな謎を皆さんと共に解いていきたいと思います。
・海部 陽介先生
・国立科学博物館人類研究部 人類史研究グループ長
・演題:「日本人4万年の旅を再現する」
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2025年1月16日(木)18:30-20:30
客観性に閉じ込められる私たち
村上 靖彦
大阪大学人間科学研究科 教授
感染症総合教育研究拠点CiDER 兼任教員
客観性とは何なのでしょうか?エビデンス信仰の風潮が強まる昨今、見落としているものを『客観性の落とし穴』の著者・村上氏に学びます。
人気の夕学講演紹介
2025年1月24日(金)18:30-20:30
教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
柳 幹康
東京大学東洋文化研究所 准教授
家庭の仏壇や供養の儀式、あるいは観光旅行での古寺巡礼など、仏教は比較的身近な存在でありつつ、知っているようで知らない奥の深さもあります。仏教学の専門家より教養としての仏教を学びます。
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