夕学レポート
2020年06月10日
第4回 7/9(木)高階秀爾先生、石川善樹先生
7/9(木)ご登壇いただくのは、大原美術館 館長 高階秀爾先生と、予防医学者 石川善樹先生です。
高階先生と石川先生、今回、初めての対談です。
え、高階先生と石川先生? 驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も、実現したら素晴らしいけれど、まさか、ともちょっと思っていました。ですのでなお、実現してとても嬉しいです。
きっかけは、隣りあわせのリーフレット。慶應MCCのagora講座に、同じ昨秋期にご登壇いただいていました。高階先生のご著書『日本人にとって美しさとは何か』をみとめ、「美しいとは何か」という問いに向き合ってみたいと思われた石川先生、それに応えてくだ
さった高階先生。思い、探究心、好奇心がつながってのご縁です。
高階先生は日本を代表する美術史家・美術評論家、私たち日本と日本人に、西洋美術の美しさ、素晴らしさをご紹介くださった方と言っても過言はありません。
石川先生は「人がよりよく生きるとは何か(Well-being)」をテーマに学際的研究を続けられています。従来の学術領域を超えた研究やコラボレーションにあふれ、メディアやSNSでも積極的に発信されています。
そんな高階先生と石川先生がそれぞれのご研究の中で、向き合い、探究してこられた「美しさ」について、じっくり語っていただき、そして初めて意見を交わしていただきます。皆さんもご一緒に、美しとは何か、考えてまいりましょう。楽しみです。(湯川)
・高階 秀爾(たかしな しゅうじ)大原美術館 館長
・石川 善樹(いしかわ よしき)予防医学研究者
・演題:「『美しい』とは何か」
・講師プロフィール:高階秀爾先生・石川善樹先生
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オススメ! 春のagora講座

6月14日(土)開講・全6回
小泉 悠さんと考える
【日本の安全保障】
政治、経済、環境、技術など多角的な要因を考慮する広義な「安全保障」を議論する。

人気の夕学講演紹介

2025年5月27日(火)18:30-20:30
アテンション・エコノミーのジレンマ
山本 龍彦
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)副所長、慶應義塾大学 X Dignityセンター共同代表
偽・誤情報や誹謗中傷、さらには社会的分断の一因になっているとも言われる「アテンション・エコノミー」が孕むジレンマに人権や民主主義の観点から迫り、克服の糸口を考えます。

人気の夕学講演紹介

2025年5月30日(金)18:30-20:30
蔦屋重三郎の仕事に迫る
鈴木 俊幸
中央大学文学部教授
NHK大河ドラマ『べらぼう』時代考証教授
次々と流行を生みだしていった蔦屋重三郎との仕事ぶりを辿り、江戸時代中期から後期へと大きく変化する時代の様相を見てみます。
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