夕学レポート
2011年09月07日
第5回 10/18(火) 金子郁容さん
第5回 10/18(火)の講師は、慶應SFCの 金子郁容先生です。
夕学は3度目の登場になる金子先生。個人的には、何年かに一度はお話を聞いてみたいと思う数少ない先生の一人です。
10年前にお越しになった際の話で印象的だったのは、指揮者のいないオーケストラ「オルフェウス」でした。ネットワーク時代の組織マネジメントのあり方、自律分散型組織のリーダーシップの姿として、その後に多くの方が言及されました。
5年前のお話では、「ソーシャルアントレプレナー」という概念を教えていただきました。社会的な問題解決を志向しつつ、自立経営を継続させるための利益も追求するという第三の組織モデルの提言でした。
今回は、「新しい公共」について話していただきます。
金子先生の専門のひとつに、ボランタリーシステム・組織の研究があります。阪神大震災の際に活躍したボランティアの存在をもとに、ネットワークで自律的に機能する新しい社会貢献の姿を描きだしてみせました。
内閣府の「新しい公共」推進会議座長として活動されていた渦中に起きた今回の大震災。そこに発生したボランタリーな活動のインパクトは、阪神大震災とは違ったものがあったと言います。
今回の夕学では、「支え合い」や「他人への配慮」などを基本とする「新しい公共」という古くて新しい社会像について、考えてみたいと思います。
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