夕学レポート
2014年03月13日
第8回 5/20(火) 柳川範之さん
第8回 5/20(火)に登壇いただくのは、東大大学院教授で経済学者の柳川範之先生です。
2012年7月 野田首相(当時)のもとに設けられた国家戦略会議フロンティア分科会の報告書の中に書かれた次の一文が話題になりました。
「・・・場合によっては、40 歳定年制や50 歳定年制を採用する企業があらわれてもいいのではないか・・・」
報告書の主旨は、経営環境の変化と働く人の意識・ニーズに変化を受けて、もっと柔軟な雇用形態が増えるべきだという、しごく当たり前の主張でしたが、マスコミはいつものミスリードで「40歳定年」だけを大きく取り上げました。
この意見の提唱者である柳川先生は、「究極のリストラ? 40歳定年制の発案者・柳川範之東大大学院教授に聞く」などというセンセーショナルなタイトルの記事もありましたので、ご記憶の方も多いかと思います。
このワード、実は、議論を喚起するために、柳川先生が意識的に使ったものだそうです。その意味で、したたかに目的ははたされたのかもしれません。
先行きが見えない時、進むべき道に複数のオプションを持っておくべきだ、というのは意思決定の常道です。
個人のキャリアも同じ、22~23歳の若さで、終身雇用の代償に将来の選択肢を捨ててしまうという意思決定が、本当に正しいことのなのかどうかをよく考える必要があります。
元気に生き生きと働き続けるために、世界経済の変化に合わせた働き方について、柳川先生と一緒に考えてみたいと思います。
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教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
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東京大学東洋文化研究所 准教授
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