KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

ジョブ・クラフティング

わたしと仕事の幸せな関係性を創造する考え方

仕事や組織との関係に悩み、成長の壁にぶつかり停滞感を抱いているミドル・シニアは少なくありません。長く働き、成果を出すことが求められている現代、勘と経験や精神論、表層的なスキルアップだけでは解消できず、ミドル・シニア期も継続して活躍できる仕事人生を構築することは、組織・個人双方にとって欠かせなくなっています。

ジョブ・クラフティングとは、自身の価値観と軸を理解し、個人が主体的に自らの仕事を再創造し、やりがいを高めていく考え方です。本プログラムでは、現場調査結果を踏まえた科学的なアプローチで、これまでの仕事経験を問い直し、自ら仕事を意味づけ、再創造し、自身の仕事人生を幸せに生きるためのジョブ・クラフティング論を学び実践します。またリアルな活用事例を本プログラムを修了した実践者に聞き、自身の実践について考えます。

事例と実習によって考え方の核心を深く理解することを目指します。

対象
  • 納得感、幸福感をもって仕事に取り組んでいきたいミドル・シニア世代
  • 自社での展開を考える人事・人材育成部門(研修の方法論ではなく考え方を学びます)
  • 自ら仕事の意味を再創造して協創するチームに成長させたいミドルマネージャー、経営幹部
講師

石山 恒貴
(法政大学大学院政策創造研究科教授)

井岡 てる
(株式会社INPEX 人事ユニット人材マネジメントグループ)

平林 誠一
(博報堂DYホールディングス グループ人材開発戦略局)

田栗 万悠
(株式会社MIPI & カンパニー)

藤原 幸生
(Job Crafting Lab)

開催形態

ハイブリッド(キャンパス/オンライン)

日程・時間
1 2 3 4 5 6
2024年
7/5
(金)

18:30-21:30
2024年
7/25
(木)

18:30-21:30
2024年
8/8
(木)

18:30-21:30
2024年
8/28
(水)

18:30-21:30
2024年
9/19
(木)

18:30-21:30
2024年
10/4
(金)

18:30-21:30
石山 石山 井岡・平林 石山 田栗・藤原 石山
参加費

198,000円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

25名 (法人派遣は1社につき4名様まで)

進め方

ジョブ・クラフティングの考え方、社会課題の状況、先進企業の事例を踏まえ、ワークショップを中心に進めます。具体的には

  • ジョブ・クラフティングの基本的な考え方を理解する
  • ミドル・シニアを取り巻く環境とキャリア形成の基本的な考え方を理解する
  • 自身の価値観、軸を洗い出し、仕事の意味を再構築する
  • 再構築した仕事の意味に基づき、仕事の全体性と有意味性を再創造する

ことを通して、自分自身のジョブ・クラフティングの実現を可能にしていきます。ジョブ・クラフティングの考え方を深く理解することは、自社内や顧客組織内で展開を検討している方にも役立ちます。

修了基準

全セッションの参加により認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。

プログラム
お申し込み

SESSION

SESSION 1

ジョブ・クラフティングの概要を理解する

ジョブ・クラフティングの考え方と、日本におけるジョブ・クラフティングの展開や意義、課題を知る。また、ミドル・シニアのキャリアおよびジョブ・クラフティングをテーマとしたワークショップを体験する。

SESSION 2

仕事の意味を再構築する

ワークショップ形式で、仕事における自分自身の強み、情熱を洗い出し、価値観、軸を考える。その上で、対話を通して今の自分にとっての仕事の意味を再構築する。

SESSION 3

事例&ダイアローグ セッションⅠ:企業内実践事例

本プログラムのアラムナイが自組織においてジョブ・クラフティングの考え方を活かし課題解決に取り組む事例を聞く。また、実践する過程での課題や気づき、推進者としての在りかた等を対話を通して学び、自分ならどうするかを考える。

SESSION 4

ジョブ・クラフティングの実践プランを作成する

再構築した仕事の意味を踏まえて、現状の自分の業務の構造を洗い出す。そして、具体的な自身の仕事の全体性と有意味性を再創造するプランを作成する。

SESSION 5

事例&ダイアローグ セッション II:コンサルティング実践事例

本プログラムのアラムナイがコンサルタントや講師の立場から顧客の組織・個人の支援に取り組む事例を聞く。また、実践する過程での課題や気づき、ジョブ・クラフティングの可能性等を対話を通して学び、考える。

SESSION 6

実践からの学びとこれからを考える

作成したプランを職場や顧客との場おいてに展開してみての課題を抽出し、その解決法を対話する。また、今後に向けた私たちのネットワークのあり方を考える。