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Vol.201[2019/11/12]
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★┐INDEX
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│1. ピックアップレポート 前野隆司「引き算のワーク」
│2. 夕学レポート 吉田 裕、保阪正康「兵士達が見たアジア・太平洋戦争」
│3. 今月の一冊 宇山卓栄『「民族」で読み解く世界史』
│4. 38歳大学生、明日はきっとミスキャンパス
│ 「AIが女性活躍を推進する」
│5. 慶應インフォメーション
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皆さま、こんにちは。
慶應MCC通信【てらこや】編集局 いまい・ゆかわです。
並木が色づき、忘年会や同窓会の声も聞こえ始めました。
ビジネスパーソンの継続的な学びを応援する慶應MCCでは、このたび
「慶應MCCお帰りなさいキャンペーン」を実施いたします。
慶應MCCに参加・派遣履歴のある方を対象に、参加費を割引いたします。
期間やご利用条件についてはキャンペーンページをご覧ください。
◎慶應MCCお帰りなさいキャンペーン
https://kae.me/32Bu1L1
たくさんの皆さんを「お帰りなさい!」とお迎えできたら嬉しいです。
さて、【てらこや】11月号をお届けします。
「引き算のワーク」をご存じでしょうか? やり方はシンプルで、
自分にとって大切なものを一週間使わない(引き算)で生活します。
スマホを引き算、甘いものを引き算、あたりは想像できますが、右手右足、
着替え、歩く、家(え!?)など、ユニークな試みが行われます。
引き算によってイノベーティブな発想力がどのように鍛えられるのか、
前野隆司先生のご協力を得て、その一例をご紹介します。
2017年末の発売から現在も売れ続けている新書『日本軍兵士―アジア・
太平洋戦争の現実』は、兵士の眼から戦争を描いた点が高く評価されて
います。センセーショナルな描写に眼を奪われがちですが、そこには
「史料」への向き合い方、ひいては「正しく学び、勘を鈍らせないで
ほしい」という願いが込められています。
「日本人」の定義ってなんでしょう?国籍法には日本国民の定義が記
されていますが、○○人と呼ぶときには、「人種」「民族」「国民」と
いう異なる視点から分類が可能なのだそうです。今回は「民族」で歴史
を紐解く試みから、日本人のアイデンティティーを考えてみました。
現在、授業と卒論を抱えながら絶賛就職活動中の女子大生ほり屋飯盛さん。
20年ぶりの就職活動は、ネットの普及だけでなく、企業のアピール内容
や面接の質問内容にも大きな変化があるようです。今回は、実際に体験
した面接から、女性の政治家や管理職を増やす一案を考えました。
それではVol.201をお読みください!
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│1│ピックアップレポート:ビジネスに効く「知」のサプリメント
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第201回「引き算のワーク」
前野 隆司(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)
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慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)で教えている講座
『デザイン×システム思考-幸せなイノベーションを実現する』
(3時間×6回の講座、年2回開講)では、観察について教える一環として、
「引き算のワーク」を行なっています。
「引き算のワーク」とは、坂倉杏介先生(現在東京都市大学)が始めた
ワークで、かつては慶應SDMの看板科目デザインプロジェクトでも教えて
いましたし、拙著『システム×デザイン思考で世界を変える』(日経BP)
にも載っています。
要するに、「自分にとって大切なものを、一週間、引いて(なしにして、
使わずに)、暮らしてみよう、そして、何に気づくか自分を観察しよう」
というものです。
▼続き(全文)はこちらから
前野 隆司「引き算のワーク」
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│2│夕学レポート:時代の”潮流と深層”を読み解く
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吉田 裕、保阪正康「兵士達が見たアジア・太平洋戦争」
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【講師】吉田 裕(一橋大学大学院社会学研究科特任教授)
保阪 正康(ノンフィクション作家)
【日時】2019年7月31日(水)18:30-20:30
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歴史とは思い出すもの、と批評家・小林秀雄は言った。真意はいずこに
ありやと考え続け腑に落ちた実感はまだないが、それでも夏には、いやが
おうにも戦争を”思い出す”。
8月15日の敗戦記念日に前後して放たれるテレビのドキュメンタリー番組や
映画、マンガ、アニメ、小説――幼少期から中年になるまで、相当量の
戦争コンテンツを浴び、それなりに知識を蓄積した気になっていた。
しかしながら、いまだ日本の近現代史・軍事史が緒についたばかりの若い
学問で、にもかかわらず研究のための史料は先細る一方という。愕然とした。
▼続き(全文)はこちらから
吉田 裕、保阪 正康「兵士達が見たアジア・太平洋戦争」
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│3│今月の一冊
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宇山 卓栄『「民族」で読み解く世界史』
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私は日本人である。根拠は単純明快。日本という国で、日本人の両親から
生まれ、日本で育ち、日本文化に慣れ親しんでいるからだ。付け加えれば、
日本語が母語であり、日本の国籍も持っている。私が日本人であることに
関して否定する人、否定できる人はまずいないだろう。日本男児の大和魂
を持っていないと言われると困ってしまうが、仮に持っていないとしても
日本人でないとは言えないだろう。
さて、テニスの大坂なおみ、バスケットボールの八村累、柔道のベイカー
茉秋、陸上のサニブラウン・ハキームといったハーフのスポーツ選手の
活躍をたびたび耳にするようになった。日本人初の快挙!とメディアで
たびたび話題になる。
▼続き(全文)はこちらから
宇山 卓栄『「民族」で読み解く世界史』
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│4│38歳大学生、明日はきっとミスキャンパス
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AIが女性活躍を推進する
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大学生活最後の学期になってしまった。普通の大学4年生はすでに就職先が
決まって、バイトか遊び三昧の日々を過ごしている。一方、私は絶賛
就職活動中である。4年生でありながらも週9コマの講義を受け、卒論を
執筆しながらの就活はまあまあ忙しい。しかし、今どきはネットで
さくさくと求人を探すことができるし、応募もオンライン上で完結する。
20年前の就活生に比べれば、はるかに楽だよなと思いながら、企業の採用
ページを見ていた時に違和感を覚えた。様々な企業の求人を見ているにも
かかわらず、なぜか同じ企業の採用ページを見ている錯覚に陥るのだ。
なんだか気持ち悪いなともやもやしていたところ、あることに気がついた。
▼続き(全文)はこちらから
AIが女性活躍を推進する
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│5│慶應インフォメーション:「学び」のための慶應義塾関連情報
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詳細情報や問合せ先などは各Webサイトにてご確認ください。
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◆慶應丸の内シティキャンパス
●慶應MCCお帰りなさいキャンペーン(~1/6)
https://kae.me/32Bu1L1
慶應MCCに参加・派遣履歴のある方に、対象プログラムの参加費を割引
●ビジネスプログラム
○財務諸表の読み方・活かし方[11月/B日程](11/16終日)
https://kae.me/2qGSLnE
○強い組織をつくるリーダーシップ[11月/B日程](11/27~全6回)
https://kae.me/2X1c9b0
○戦略的対話力[12月/B日程](12/14、21)
https://kae.me/32CHOkq
●クロシング
2020年1月期会員募集中
https://www.keiomcc.com/xing/
●夕学五十講
https://www.sekigaku.net/
○11/13(水)
平尾 成志
盆栽師
「日本の盆栽を世界のBONSAIへ」
https://kae.me/2pPoFyp
○11/15(金)
丸谷 智保
(株)セコマ 代表取締役社長
「セコマ流 地域と共に創るSustainableな社会」
https://kae.me/2O3Za4x
○11/19(火)
樺島 勝徳
臨済宗天龍寺派薬師禅寺 住職
「禅で自然治癒力を高める」
https://kae.me/2X1cWZw
○11/21(木)
泉田 良輔
テクノロジーアナリスト
「テクノロジーがすべてを塗り変える産業地図」
https://kae.me/2q4IwJM
○11/26(火)
宮田 裕章
慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授
「データ駆動社会における新たなヘルス・ケア」
https://kae.me/2CzXmut
○11/29(金)
中川 順子
野村アセットマネジメント(株)CEO兼代表取締役社長
https://kae.me/32uJMDm
◆慶應義塾大学
●アート・センター
彼方の男、儚い資料体
https://kae.me/34U5Ysd
開催中~11月22日(金)11:00-18:00 土・日・祝日休館
入場無料・事前申込不要
●第709回三田演説会
https://kae.me/2X7xqjl
11月26日(火)14:45-16:15(14:00開場予定)
「子どもを育む遺伝の力、環境の力」
高橋 孝雄(慶應義塾大学医学部小児科学教室 教授)
入場無料・申込不要・先着順
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【編集後記】
「どうしよう」という優柔不断な思考を引き算したら行動力がアップした。
ピックアップレポート「引き算のワークショップ」のエピソードに、私は
ぴしゃっと頬を叩かれました。
変えたい、と強く思うことがでてきて、でもなかなか大変、やるなら徹底
したいし、その時間はとれないしと、もやもやイライラしていたんです。
そうか、とヒントを得て「やるなら徹底的に」をマイナスしてみましたら。
できることから始めることはとっても簡単、始めてみたら少しずつ変える
こともできてきたではないですか。大きな収穫でした。
今月号も【てらこや】をお読みくださりありがとうございました。
皆さまにとってもになにかヒントやきかっけがありましたなら嬉しいです。
そして「お帰りなさいキャンペーン」も、皆さんのやってみよう、
チャレンジしよう、成長したい、を応援できましたら嬉しいです。
来月号またお目にかかります。
(ゆかわ)
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