KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

経営人事の仕事論

仕事が人を創り、
人が会社を創る

組織・人材に関する課題が急速に拡がり、複雑化・深刻化している昨今、即座の対処を求めるあまり本質を欠いた解決策が生まれていることは否めません。

いま、人事パーソンに求められているのは、経営に資する人事としての哲学を礎に組織を変革し、新たな価値を紡ぐ、自社の次なる基盤を創っていくことです。そこには、理想(べき論)と現実の中で、経営人事として持つべきポジション(軸)を明らかにしていくことが肝要です。

本プログラムでは人事パーソンの実践から導き出される理論と経営の視座を統合し、ダイアローグとリフレクションを重ねることで、経営人事としての哲学を築き、一段高い視点を得て、自らの仕事論を確立します。

対象
  • 経営に資する人事の役割・機能を実践したい方(人事部門経験は問いません)
  • 人・組織に関する経営課題についてこれまでの枠にとらわれず考えたい方
  • 人事プロフェッショナルとしての自らのキャリアを描きたい方
講師
ゲスト講師

中村 有沙
(LINEヤフー株式会社 人事総務グループ人事総務統括本部 人材開発・採用本部本部長)

大矢 理恵
(スターバックスコーヒージャパン(株)人事本部 戦略人事グループ SCビジネスパートナーチーム チームマネージャー)

西田 政之
(株式会社ブレインパッド 常務執行役員 CHRO(Chief Human Resource Officer))

西野 努
(浦和レッドダイヤモンズ株式会社フットボール本部 テクニカルダイレクター(トップチーム統括部長))

小林 祐児
(パーソル総合研究所上席主任研究員)

毛呂 准子
(株式会社商船三井 取締役)

開催形態

対面(キャンパス)

日程・時間
1 2 3 4
2024年
10/15
(火)

13:30-16:30
2024年
10/22
(火)

13:30-16:30
2024年
10/29
(火)

13:30-16:30
2024年
11/12
(火)

15:00-18:00
本間 中村
本間
大矢
本間
西田
本間
5 6 7 8
2024年
11/27
(水)

13:30-16:30
2024年
12/4
(水)

13:30-16:30
2024年
12/18
(水)

13:30-16:30
2025年
1/14
(火)

15:00-18:00
西野
本間
小林
本間
毛呂
本間
本間
参加費

264,000円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

24名 (法人派遣は1社につき4名まで)

進め方

当プログラムはテレビ番組『アクターズ スタジオ インタビュー』(原題『Inside the Actor’s Studio』)のイメージをモチーフの1つにしており、テーマに応じたゲストスピーカーが登壇します。ゲストスピーカー、講師、参加者の三者が対話を通して、人事の哲学を言語化し、深め、参加者が自らの仕事やピープルマネジメントを行う上での軸を明らかにし、経営に資する人事を実践できるように進めます。

毎セッションに事前学習が課されます。事前学習では「3つの問い」のもと当該テーマに関する自社、自組織の問題意識や自身の考えを整理します。セッション当日はゲストスピーカー・講師との対談、質疑応答、参加者同士の対話から考え、知見を深めていきます。セッション終了後は、セッション内で学んだこと、気づき、自組織の課題解決へどのように繋げ、実践していくかをリフレクションシートで外化(言語化)し、相互のシートを共有しながら、さらに新たな気づきや発見をしていきます。最終セッションでは、経営人事プロフェッショナルとしての自身のこれからの哲学、仕事論を築き共有します。

セッションを通して、自組織の課題を明確にしながら、自らが学び行動を変容し、経営人事プロフェッショナルとして自らが何に取り組んでいくのかを念頭に置き、相互に学び行動していくこととします。

修了基準

7セッション以上の参加と各回の課題の取り組みと提出により認定

プログラム
お申し込み

SESSION

SESSION 1

経営人事の哲学とは

いま、人事が直面している課題、これから抱えるであろう課題はどのようなものなのか。現状、潮流を知り、解像度を上げた上で、経営人事に大切な哲学とは何かを考える。

SESSION 2

経営に資する人事へ

経営に資する人事には、経営にインパクトを与えることが求められている。経営の変遷とともにさまざまな挑戦を続け、人と組織を元気にしている活動より、経営に資する人事とは何かを考える。

ゲストスピーカー

中村 有沙LINEヤフー株式会社 人事総務グループ 人事総務統括本部 人材開発・採用本部本部長

SESSION 3

ビジネスパートナーとしての人事

いま、人事部門には経営者のパートナーとして経営に参加していく視点とともに、事業部門のパートナーとして事業成長におけるドライバーであるかが問われている。会社、事業の発展に寄与するビジネスパートナーとしての人事の活動を考える。

ゲストスピーカー

大矢 理恵スターバックスコーヒージャパン(株)人事本部 戦略人事グループ SCビジネスパートナーチーム チームマネージャー

SESSION 4

組織を変革する人事戦略とは~人事トップの視点

多様な業界、分野を経験し、経営・マネジメントを実践していく中で、永遠になくならない“人”の課題に惹かれて現在のキャリアを築いたゲストスピーカーとともに、CHROとしての考え方、軸を持つことについて理解を深める。

ゲストスピーカー

西田 政之株式会社ブレインパッド 常務執行役員 CHRO(Chief Human Resource Officer)

SESSION 5

人と組織が育つ土壌をつくる~プロフェッショナルチーム経営人事の視点

「サッカーは知的なスポーツである」を信念に、現役選手として、事業本部所属として、ビッグクラブを築いてきた西野氏の背景より、人と組織が育つ風土、仕組みについて議論する。

ゲストスピーカー

西野 努浦和レッドダイヤモンズ株式会社 フットボール本部 テクニカルダイレクター(トップチーム統括部長)

SESSION 6

経営人事の潮流~これからのイシューを読み解く

経営人事を取り巻く個々の課題は刻々と変化しているものの、通底する課題には共通項がある。経営人事としてとらえるべき潮流を押さえ、自社・自組織の次なるイシューを読み解く。

ゲストスピーカー

小林 祐児パーソル総合研究所 上席主任研究員

SESSION 7

経営から考える人事の課題

新たな事業領域への進出や真のグローバル化に向けて、どのように多様性を推進し、人も企業も成長をしていくのか、経営の視点で人事課題の解決について考える。

ゲストスピーカー

毛呂 准子株式会社商船三井 取締役

SESSION 8

これからの経営人事を考える~経営人事プロフェッショナルとしての宣言

これからの経営人事を見据え、経営人事プロフェッショナルとしての自身の哲学、仕事論を築き宣言する。