夕学レポート
2013年04月01日
第21回 7/16(火) 萱野稔人さん
第21回 7/16(火)のご登壇は、津田塾大学学芸学部准教授で哲学者の萱野稔人先生です。
国家、カネと暴力、権力、ナショナリズムなどなど骨太なテーマを一般の人々の目線で語ろうとされている若き論客の一人です。
近年は、サンデーモーニングのコメンテーターなど、テレビでお顔を拝見する機会も増えたので皆さんもよくご存じかと思います。
萱野さんの本やコラムを拝見していると、現代日本が文明の転換点にあるということを強く意識していらっしゃるように感じます。成長・発展・拡大の時代から停滞・退廃・縮小の時代へと、文明のありようが変わりつつあるということです。
拡大再生産を本質とする資本主義社会にとって、縮小社会という現実はとても大きな困難を突きつけていると、萱野さんは言います。
縮小の時代とはどのような時代なのか、日本が縮小社会を乗り切るために取り組むべき課題は何なのか、文明史的な大きな物語を語っていただければと思います。
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オススメ! 春のagora講座

5月17日(土)開講・全6回
平野 昭さんと【系譜で読み解くクラシック音楽】
近年再評価や再解釈の進むブラームス音楽の本質と、ドイツ・ロマン派音楽の豊かな魅力を楽しむ。

オススメ! 春のagora講座

6月14日(土)開講・全6回
小泉 悠さんと考える【日本の安全保障】
政治、経済、環境、技術など多角的な要因を考慮する広義な「安全保障」を議論する。

人気の夕学講演紹介

5月15日(木)18:30-20:30
人間はなぜ顔に魅せられるのか
中野 珠実
大阪大学大学院情報科学研究科教授
他者や自己の顔をどのような脳の仕組みで認識しているかを紐解くことで、人間とは何かという問題に迫ります。
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