KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

世界トップIT企業の
経営革新を読み解く
ー日本企業はどうする?

決算書を手がかりにビッグ・テックのイノベーションの源泉を探索する

株式世界時価総額ランキングのトップ7は、実質的に米国ハイテク企業「Magnificent 7」によって占められています。これら7社の製品やサービスはよく知られているものの、「決算書」に表れる経営実態やビジネスモデルは意外に知られていません。

本プログラムでは、マイクロソフトを除く6社(Apple、Google、Meta、Amazon、Tesla、NVIDIA)をとりあげ、最新の財務諸表やROICツリーなどの会計情報を手がかりに、経営戦略やビジネスモデルの成功メカニズム、課題や未来構想について総合的に読み解きます。AIがリードする現在のIT革命のインパクトを、成長投資・収益性・キャッシュフローといった数字から捉え直し、今後の動向、日本企業はどこに活路を見出すべきかを探ります。

対象
  • 一般・中堅社員〜上級管理職・経営層
  • 財務情報から企業の経営活動を読み解く力を身につけたい方
  • IT革命と世界の動向に関心があり今後のビジネスに活かしたい方
  • 自社のイノベーションを構想し経営戦略立案を志す方
講師
開催形態

ハイブリッド(キャンパス/オンライン)

日程・時間
1 2 3 4 5 6
2026年
10/1
(木)

18:30-21:30
2026年
10/16
(金)

18:30-21:30
2026年
11/5
(木)

18:30-21:30
2026年
11/20
(金)

18:30-21:30
2026年
12/4
(金)

18:30-21:30
2026年
12/18
(金)

18:30-21:30
参加費

181,500円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

25名 (法人派遣は1社につき4名様まで)

進め方

すべてのセッションをケースメソッドで進めます。ケースメソッドは事前課題が課され、各自ディスカッションの準備をします。

セッション当日のグループディスカッション・クラスディスカッションでは、財務諸表から読み解ける各企業の強み・弱みを含めた議論を行いますので、事前課題の作成にあたっては、ケース教材とあわせてお渡しする補助資料も活用していただきます。財務諸表の読み解き方については書籍や補講動画を配付しますので、会計の事前知識がない方もスムーズに進めることができます。

修了基準

全セッションの参加と課題への取り組みを評価して認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。

プログラム
お申し込み

SESSION

SESSION 1

Appleを読み解く-スティーブ・ジョブズが残した感動イノベーション

2人のスティーブが創業したアップルは世界時価総額トップを走ってきた。ジョブズはソニーに憧れ、彼のデザインや情熱に多大な影響を与えたのは日本文化だった。それなのに日本が出遅れたのはなぜか?アップル・モデルの本質と死角、どこに向かうのかを読み解く。

ケース

アップルとスティーブ・ジョブズ(II)-「テクノロジー×リベラルアーツ」が生む感動イノベーション(2024年)

SESSION 2

Googleを読み解く-天才たちの研究パラダイスと「情報整理」の功罪

スタンフォード大学院の学生二人が立ち上げたグーグルは、なぜ「世界の情報を整理する」システムを作りえたのか? なぜそれを誰もが無料で使うことが可能に? なぜ人類の未来技術を研究する組織Google Xを作りえたのか? なぜ今逆風が吹き、生成AI上梓に出遅れたのか。研究開発企業の現状・課題・未来を議論していく。

ケース

グーグル.com (Ⅱ)‥アルファベット Inc.=『天才たちの遊び場』イノベーション(2025年)

SESSION 3

Meta(Facebook)を読み解く-無邪気な若者イノベーションの光と影

メタ(旧フェイスブック)はハーバード大学二年生だったM・ザッカーバーグが創業し、今日までCEOを務めている。

なぜ世間知らずの19歳が世界一のSNS企業を創り、また経営者を務めることができたのか。今なぜ世界から批判を浴びるのか。SNSの成り立ち・現状を未来と共に考察していく。

ケース

フェイスブックとマーク・ザッカーバーグ (Ⅱ)‥メタ・プラットフォームズ Inc.=大学生が創ったSNS世界企業(2025年)

SESSION 4

Amazonを読み解く-顧客起点のビジネスモデルとは?

ジェフ・ベゾスが創業したアマゾンは書籍ECからスタートしたが、今やクラウド・サービスのトップAWSを持ち、医療や金融、宇宙開発まで手を拡げ、創業理念「エブリシング・ストア」へと突き進む。

CEO退任後もベゾスの巨大な構想が尽きることはない。知られざるアマゾンの本質と未来構想を見つめる。

ケース

アマゾン・ドット・コム(III)―未来の顧客体験から、インフラを再発明する(2024年)

SESSION 5

Teslaを読み解く-マスクの「人類を救う」壮大な構想とは

EVトップのテスラをリードするマスクは、2002年に宇宙開発のスペースXを創業後、わずか6年後にロケット打ち上げを成功。テスラを冷ややかに見ていた日本企業は、今や革新手法をマネし後追いしている。

X.comやトランプ支持も含め、型破りなマスクの未来構想の凄みを成功要因や課題とともに考察する。

ケース

イーロン・マスク(II)-スペースXやテスラが「人類を救う!」(2024年)

SESSION 6

NVIDIAとTSMCを読み解く-最強タッグの人材戦略とは?

データは21世紀の石油であり、データを駆使する生成AIがすべての産業、時代、国を変えつつある。そのAIのインフラとなるGPU設計を担うのがエヌビディアであり、製造するTSMCである。

台湾出自の二つの企業はなぜ成功し、どんな未来を描くのか。生成AIの未来とともに、あらゆる面から議論していく。

ケース

エヌビディア‥‥TSMCとの最強・台湾コネクション(2024年)

参加者の感想を見る

参加者アンケート

  • 業務で外国株を取り扱っていることもあり、各企業に関して知識はあったものの、こういった機会に日本企業との違い、国民性、過去の歴史などを踏まえて講義をしていただけたのは非常に楽しく学べました。
  • 世界経済をけん引するグローバル企業6社について定性面と定量面の両面から学習できたのが良かった。定性的な分析や紹介記事は多いが、定量的につかめたのが良かった。PLとBSを並べて同一縮尺で比較する手法はスケールや比率が感覚的にもわかり勉強になった。また、テスラ、エヌピディアなどの急成長企業について学べたのが特に有益だった。
  • 技術でビジョンを語り、それを実践していく。今の日本企業(特に大手になればなるほど)の経営者には無い考えだと思い知らされた。特にこの講義を受け、自社の経営計画を改めて見返したが多岐に渡って色々と書かれているが、それが何に集約されているのか不透明だと改めて感じたし、このままで良いのか、自分の立ち位置、何をすべきなのかと考えさせる気付きを得た。
  • 生成AIはマネタイズは出来ていないが、過去にも同様な事象があり、最終的にはイノベーションが起きて結局はマネタイズできている歴史を学びました。今後、同様な事象が起きた場合は、予めシミュレーションができるので、勧める株式の説得性に厚みが増しそうです。
  • トップ企業が成功している理由を財務諸表の観点から考察するのは学びになった。しかし、それを学び再現性を持って仕事に活かせるかというと難しいところもあるので、より財務面を深掘りしたいとも感じた。財務諸表の重要性を改めて感じたためより専門的な知識をつけていく必要があると言うことを学んだ。
  • 世界トップIT企業の動向は、すなわち世界経済の動向に直結する傾向が強くなっていると感じます。これからもこれら企業の動向をウォッチしていくことで、世界経済のトレンドを追っていきたいと思います。
  • 企業の戦略をBS・PLから読み取ること。さらに、GAFANTが実践しているような企業の成り立ちやその背景を知ることで、なぜ今の戦略を実践できているのか理解できたので、事業の大小関わらず思考を「真似」することから初めて行きたいと感じた。
  • GAFANTのように変化が速い業界において、これからどの企業が業界トレンドを作り出すのか。企業の成長背景と財務諸表を深掘りすることで、今までとは違う視点で企業分析に役立てると感じております。その分析を参考に、企業戦略、事業戦略、機能戦略に役立てたいと考えます。
  • 他社で働いている方との交流の機会を頂けたところ、IT企業経営者の経営との向き合い方などは大変参考になりました。NVIDIAとTSMCの講義は、日本の経営的要素が含まれながらも、日本企業とは大きく違う点などもあり非常に刺激を受けました。仕事との向き合い方を変えていきたいと思います。
  • 世界トップ企業の経営実態やトップの生い立ち・人柄が知れて大変興味深かったです。一部の天才の話と括らずに、自分への落しこみ方を模索したいと思いました。特にAmazonの顧客起点のサービス設計は、意識していてもいつの間にか会社都合のサービスにずれていくことが多いので、サービス企画をする上での軸にしたいと思いました。