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慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

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神野紗希氏講演「俳句が拓く、自由と肯定の哲学」

時は1960年代。アフリカのカラハリ砂漠でフィールド調査をしていた文化人類学者のリチャード・リー氏は、現地の狩猟採集民の人たちへのクリスマスプレゼントとして500キロ超の立派な黒牛を買って届けた。ところが人々は「はぁ?こんな物を食わせる気か」「こんな痩せっぽち」「死にかけの残骸だ」などと口々に罵詈雑言を浴びせてくる。

2025年4月28日
夕学レポート

「の」を省略することの意味

「今回の企画の内容の問題点は、近年のZ世代の既存のニーズしか見ていない点にあります」

こんな文章を見たらあなたはどう感じますか?
文章の内容としては問題ないとしても、何か間延びした稚拙な印象があるはずです。

では、なぜそう感じるのか。
はい、もうおわかりですね。「の」が多すぎること、そして連続しているからです。

「の」は、前後の二つの名詞を繋いで連体修飾語を構成します。 名詞の間に現れる助詞の「の」は実質的に何の意味もなく、文法的働きを示すだけです。

このような機能を持つ「の」は「連続して3回以上は使わない」のが、先の例のように間延びした稚拙な文章にしないための暗黙のルールです。

2025年4月24日

平野 昭(音楽評論家、静岡文化芸術大学名誉教授、日本ベートーヴェンクライス代表)

『ボクの音楽武者修行』
小澤 征爾 著

2025年4月15日
私をつくった一冊

「にわか」を切り口にJリーグのビジネスを考える

最近ネット界隈を中心にサッカーJリーグに対する批判が増えています。「税リーグ」と揶揄されるように、主にスタジアムの建設・維持を自治体に依存する構造になっているクラブが多いこと。そしてリーグ規定で天然芝のグラウンドを義務づけているため、その養生のために他のスポーツ・イベント、そして市民の利用が制限されていることも「税金使うのに公共性が低すぎる」と批判されています。



しかし、本エントリーで私がやりたいのは「Jリーグ批判」ではありません。
確かに私は東京ドームに通うほどのジャイアンツファンですが、「趣味はプロ野球観戦」と言えるようになったのはここ数年です。

サッカーやバスケットボールも国際大会はテレビで見て応援していますし、Jリーグが盛り上がっていた頃は千葉を拠点としたJEFユナイテッド市原(当時の名称)を応援していました。

野球もサッカーもバスケットボールも、そして相撲やテニスなど全てのスポーツは「尊い」のです。
そしてそのスポーツの「日本代表」の活躍は国民を元気にし、経済を活性化させます。
そのベースはやはりプロスポーツ。野球のWBCやサッカーのワールドカップなどで「○○ジャパン」が活躍しているのは、間違いなく選手と所属チームが「プロ」だからです。

では「プロ」とは? それは当然「それで稼ぐ」ことですから、プロスポーツとして成立するには単に選手がプロであるだけでなく、それ自体が「稼げるビジネス」であることが条件なのです。

では、Jリーグを稼げるビジネスにするには?

それを今回は「にわか」という切り口で考えてみようと思います。

2025年4月8日

菊澤 研宗「人事が企業の成長を決める―ダイナミック・ケイパビリティを活用した人材戦略」

現代のビジネス環境では、急速な技術革新や市場の変化に対応できる組織力が求められています。そんな中で注目を集めているのが「ダイナミック・ケイパビリティ」です。
本記事では、慶應義塾大学名誉教授の菊澤研宗教授に、ダイナミック・ケイパビリティの視点から、組織の変化対応力を高めるために人事が取るべき行動について話を伺いました。

2025年4月8日
ピックアップレポート

『SF思考 ビジネスと自分の未来を考えるスキル』

皆さんの好きなSF作品はなんですか?映画でもアニメでも、また舞台や小説でも結構です。
情報誌Time Outロンドン版の調査によると、SF映画のベスト10は以下の通りとなっています。

2025年4月8日
今月の1冊

恵良 隆二(横浜市芸術文化振興財団専務理事)

『中国詩人選集15 李商隠』
高橋 和巳 注

2025年4月8日
私をつくった一冊

舟津 昌平氏講演「Z世代化する社会を読み解く」

1997年から2012年の間に生まれ、全人口の2割を占め社会の中心を担う世代としてアメリカで呼びならわされるようになったZ世代。少子化が進む日本でも約15%が該当する。

2025年4月7日
夕学レポート

和泉 悠氏講演「「悪口」の正体~有害言語のメカニズム~」

時は1960年代。アフリカのカラハリ砂漠でフィールド調査をしていた文化人類学者のリチャード・リー氏は、現地の狩猟採集民の人たちへのクリスマスプレゼントとして500キロ超の立派な黒牛を買って届けた。ところが人々は「はぁ?こんな物を食わせる気か」「こんな痩せっぽち」「死にかけの残骸だ」などと口々に罵詈雑言を浴びせてくる。

2025年3月17日
夕学レポート

岡田正大「未来を創るサステナブル経営:持続可能性を競争優位へ」

2030年の達成を狙いとして国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」によって、サステナブル(持続可能性)という概念は一般社会にも広く知られるようになりました。社会課題を解決しながら成長を目指すサステナブル経営は多くの企業にとって喫緊の経営課題となっています。

2025年3月11日
ピックアップレポート
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