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野田 稔「人手不足時代の人材戦略 企業が50代・60代のミドルシニアの活躍を引き出すには―」
「2040年問題。深刻化する人手不足により生活水準が低下する!?」
- 2025年6月10日
- ピックアップレポート
ドラマと書籍から考える「生きづらさ」の根源
対岸の火事ならぬ『対岸の家事』、先週最終話を迎えたドラマを皆さんはご覧になられたでしょうか。多部未華子さん演じる専業主婦の詩穂が、ワンオペ・ワーキングマザーとして奮闘する隣人・礼子や、
- 2025年6月10日
- 今月の1冊
山本 雅史著『勝利の流れをつかむ思考法』
日本にはトヨタ・ホンダ・日産といった世界的な自動車メーカーがいくつも存在しますが、残念ながらモータースポーツ全般の人気はそれほど高いとは言えません。とはいえ、「F1(フォーミュラーワン)」に限って言えば、これまでに何度かのブームが起こっています。
- 2025年6月10日
- 今月の1冊
宮本 道人氏講演「SF思考が切り拓く未来:「もしも」を考えてVUCA時代を生き抜く」
日本社会では自由な議論がしにくい。アイデア出しのような場でも、人より優位に立ちたい人が他人のアイデアを潰すような発言をしてしまったり、相手を叩くことが議論と考えているような輩がいる等、なかなかに難しいのだ。皆で話し合って方向を決めるディスカッションと勝ち負けのあるディベートの違いが認識されていないのではないかと思う。
- 2025年6月6日
- 夕学レポート
リスペクト・ハラスメント
多様性が叫ばれる現代において、ダイバーシティの重要性は誰もが認めるところだと思います。様々なバックグラウンドを持つ人々が共存し、それぞれの個性を活かしながら社会を形成していくことは、イノベーションを生み出し、より豊かな社会へと繋がるはずです。
しかし、最近気になる議論があります。それは、ポリティカル・コレクトネス(以下、ポリコレ)を過度に追求するあまり、「相手へのリスペクト」が半ば強制のようになり、それが新たなハラスメントになりかねないのではないか、というものです。
本日は、この「リスペクト・ハラスメント」とも言える状況について、いくつかの実例を交えながら、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
- 2025年5月29日
勅使川原真衣氏講演「能力主義は『良いこと』もしたのか?」
私はフリーランスのWebデザイナーなので、勅使河原さんの肩書きのひとつである「組織開発コンサルタント」から想像される本講演の聴講対象にはおそらくマッチしない。それでも聴講したいと思ったのは、
- 2025年5月23日
- 夕学レポート
「侘び寂び(わび・さび)」とは日本文化だけのものか
私は神社仏閣を巡るのが好きで、夫婦で年に一度は京都や奈良へ旅行するのが恒例となっています。
古都の静謐な空気の中で、長い年月を経て佇む社寺の姿に心惹かれます。苔むした石畳、風雨に晒された木の柱、そこで静かに時を刻む香の匂い…。そんな旅の体験を通して、日本の美意識の奥深さに触れるにつれ、特に心を捉えて離さないのが「侘び寂び(わび・さび)」という概念です。
まず「侘び(わび)」とは、もともと質素で簡素な中に心の豊かさや静けさを見出すことを指します。華やかさや豪華さといった「完成された美」とは対照的な、「不完全だからこその美」と言えるでしょう。
一方、「寂び(さび)」は、時間とともに現れる変化や老いの中に趣や深みを感じる感性を表します。古びたもの、使い込まれたものに宿る独特の美しさ、あるいは自然の移ろいの中に感じる静寂などがこれにあたります。「諸行無常の美」と言っても良いでしょう。
私たちが古都の社寺で感じる、あの何とも言えない落ち着いた雰囲気こそ、まさに侘び寂びの世界観なのかもしれません。完璧ではないけれど、長い時間の中で積み重ねられた歴史や物語が、そこに深い魅力を与えているように感じるのです。
- 2025年5月15日
黒岩 健一郎「企業と顧客が価値を共創する“サービス“を活用し、他社との差別化を実現する」
みなさんの今週の支出を思い浮かべてみてください。スマホの通信料金、交通系ICカードのチャージ、美容室のカット料金など、ほとんどの支出がサービスに対するものだと思います。よく考えてみると、私たちは、形のある製品よりもサービスにかなりのお金を使っています。
- 2025年5月13日
- ピックアップレポート
芝 哲也(武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授)
『複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線』マーク・ブキャナン(著),阪本芳久(訳)
バンクーバーのブランディングカンパニー BlastRadiusに勤めていた時に書店で出会った一冊。当時、日本語の本に飢えていた時に不思議なタイトルに惹かれた購入。
- 2025年5月9日
- 私をつくった一冊
清水 たくみ(慶應義塾大学総合政策学部准教授)
『職業としての小説家』村上春樹
私が大学院博士課程にて留学している最中に、本書は出版されました。自身が学術研究の道を志す(=論文等を「書く」ことを仕事・キャリアの一つの核にしようとしている)中で、元々愛読していた村上春樹さんの職業論に強い関心を持ち、本書を手に取りました。
- 2025年5月9日
- 私をつくった一冊