夕学レポート
2012年03月14日
第10回 5/17(木) 原研哉さん
第10回 5/17(木)に登壇いただくのは、デザイナーで武蔵野美術大学教授の原研哉さんです。
商業デザインはもちろんのこと、長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、 2005年愛知万博の公式ポスターを制作するなど日本の文化に深く根ざした仕事も多い原さん。近年は、日本産業の潜在力をデザインによって可視化し、世界へ発信するという課題に注力しているそうです。
原さんの考える、日本の産業の次なるヴィジョンは「家」だそうです。
それは、住宅産業がどうこうという意味ではなく、これからの人類が直面するあらゆる社会的な問題の集約点であり、その問題を解決しようとして試みられているさまざまな産業アクティビティの交差点として、「家」があるという視点に拠っています。
考えてみれば、これからの「家」を考えることは、環境、高齢化、エネルギー、医療、通信、IT等、あらゆる社会的問題を考えることと同じことかもしれません。
また、産業ビジョンとして「家」は、ひとつのパッケージに多機能と多義性を凝縮することを得意とする日本の強みが活かせることなのかもしれません。
「家」を基軸にした新しい日本、新しい生活、新しい産業の方向性を考えてみたいと思います。
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