夕学レポート
2007年09月14日
第7回(11/13)諸富祥彦さん
第7回(11/13)の講師は、明治大学教授の諸富祥彦先生です。
いきなり本題から逸れる話題で恐縮ですが、かつて(10数年前)、「ハンマープライス」というTV番組があったのを憶えているでしょうか。
とんねるずが司会を務め、ゲストが出品する「ちょっと以外なモノ・コト・権利」を、一般参加者がセリ落とすというバラエティーです。
その「ハンマープライス」で、アントニオ猪木が出品した「猪木とリングで戦える権利」を、大枚ウン十万円でセリ落としたのが、熱狂的プロレスファンである若き日の諸富先生です。
その結末は講演当日のお楽しみとして、「臨床カウンセリング」という言葉から連想する、固くて、真面目なステレオタイプなイメージとは異なる、諸富先生の不思議な魅力を知っていただきたくて、この逸話を紹介してみました。
カウンセリングの知見は、こころを病んだ人、疲れた人だけでなく、いまも元気だけれど、より充実した日々を送りたいと考えている、普通の人々にとっても、間違いなく有益なものです。
人生の成功者は、こころの中に「悲哀、悔恨」を抱えたうえで、それを大きく包み込む「強靱さ、たくましさ」を兼ね備えているといいます。
よりよく生きるために必要な、二重性、全体性、統合性を培うために不可欠なプロセスが「孤独な時間」だと、諸富先生は言います。
晩秋の一夜、諸富ワールドの不思議な世界に浸ってみては如何でしょうか。
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