KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

夕学レポート

2022年09月28日

第11回 11/30(水) 安田登さん・石川善樹先生

noboru_yasuda.jpgyoshiki_ishikawa.jpg第11回 11/30(水)は、能楽師(ワキ方、下掛宝生流) 安田登さんと、公益財団法人Well-being for Planet Earth 代表理事 石川善樹先生の対談講演です。
石川善樹先生は、Well-being、よりよく生きるとは何か、をテーマに学際的研究を続けられています。そのフォーカスは常に次へ、先へ、広く大きく、と同時に本質へ、根源へ。石川先生のそのときの関心や問題意識をテーマとして、夕学五十講には今回で5年連続でご登壇をいただいています。
2018年前期「人生100年時代のセルフマネジメントとは何か?」2019年前期「考えるとは何か」2020年前期「『美しい』とは何か」2021年前期「これからの日本と地球を考える視点:ウェルビーイング」。
このとおり前回は地球のため、未来のためという大きなビジョンで見つめました。夕学リフレクションはこちら。Origin(起源あるいは始源)に立ち返り、そこから考えたい、というのが今回です。
Originの一つ日本の古典。お迎えするのは能楽師の安田登さん。
能楽師のワキ方としてご活躍であるとともに、能における体の使い方を研究・発信・指導もされていらっしゃいます。
基本姿勢、すり足、呼吸、発声、動き。能は”日本人の身体性の実践である”と安田さん。
江戸時代の武士は、能を舞い謡ったといいますがそれは、身体能力を高めるとともに精神を修養する素養であったから、と言われます。能には失われてしまった日本人の身体性を取り戻すヒントがある、と安田さん。そんなお話をしていただいた前回の講演はこちら
そして武士が知識教養として学んだもうひとつが『論語』はじめとする古典。安田さんはこちらにも携わられており、寺子屋「遊学塾」を全国各地で開催されていらっしゃいます。
私も安田さんのご著書『古典を読んだら、悩みが消えた』を読んだところで、さすが役立つからこそ、続いているという原点からの古典ガイドは、私たちの日々の悩みに寄り添ってくれているなと感じたところでした。
ところで、この石川先生のご登壇は、そのときそのときの石川先生のご関心や問題意識からと先ほど書きました。
テーマだけでなく対談のお相手もしかり。石川先生がお会いしたい方、お話してみたい方。どんな対談になるか、どんな展開になるか、どんな発見や発展があるか、石川先生ご自身もわくわくされていらっしゃるところも、魅力のひとつです。古典の実践者であり教育者である安田登さんと石川先生のコラボで、日本古典からWell-beingを探る。皆さんご一緒いたしましょう。(湯川)
対談講演
・安田登さん
・能楽師(ワキ方、下掛宝生流)
・プロフィールはこちら
・石川善樹先生
・公益財団法人Well-being for Planet Earth 代表理事
・プロフィールはこちら
・演題「日本の古典にWell-beingをまなぶ」

メルマガ
登録

メルマガ
登録