夕学レポート
2010年09月14日
第14回 11/26(金) 菊地成孔さん 「ポピュラーミュージックの歴史を、音楽理論で辿る」
第14回 11/26(金)の講師は、音楽家の菊地成孔さんです。
横須賀米軍基地のジャズマンとして音楽の道に入ったという菊地さんは、音楽を感性で理解し、伝えるという従来型の音楽家のイメージを大きく覆しました。
精神分析学から服飾文化史、音楽理論史など、膨大な知識を縦横無尽に駆使して、音楽理論、特にジャズ・ポピュラー理論の歴史を音楽史と照合する講義を続けています。
東大をはじめ、東京芸大、国立音大、慶應義塾の教壇に立ち、文化論・芸術論としてジャズやポピュラーミュージックの歴史を講義しているそうです。
「スポーツを鑑賞する観客のように、技術体系を知り、選手に移入し、試合をスロー再生して分析、批評する。ということを、大衆音楽の鑑賞者はいつ始めるのだろうか?
ポップ・アナライズの可能性を可否双方から考察しながら、20世紀大衆消費文化の姿に迫る。」
という講演概要を寄せてくれています。
クラシックやオペラの好事家のように、感性だけでなく、知識で理解する音楽。そんな音楽鑑賞の近未来像を語っていただければと思います。
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