夕学レポート
2007年09月27日
第14回(12/7)市川亀治郎さん
第14回(12/7)の講師は歌舞伎俳優の市川亀治郎さんです。
弱冠31歳の市川亀治郎さん。父は市川段四郎、伯父に市川猿之助という名門に生まれ、梨園を背負って立つ若き歌舞伎役者のお一人です。
大河ドラマ『風林火山』の武田信玄役と言えば、歌舞伎をご存じない方もよくお分かりでしょう。
父との対立という悲しみを秘めつつも爽やかな若武者を演じた青年期。
傲慢となって、判断ミスを起こし、親代わりの忠臣を失ってしまった壮年期。
勇敢でありながら狡猾な戦国有数の武将に成長した最盛期。
信玄の成長過程を見事に演じています。
亀治郎さんは、慶應文学部国文科卒。豊富な読書量と歴史、文学への精通ぶりから、「歌舞伎界きっての理論派」と呼ばれているそうです。
伝統歌舞伎やテレビ以外にも、みずから「亀治郎の会」を立ち上げ、新しい領域にも積極的に挑戦をされています。
演題は「これからの生き方」
一年間演じた信玄の思想にも言及されながら、混迷の時代にどう生きるかを語りたいとのことです。
きょうのニュースによれば、『風林火山』は異例の措置として1話を追加し、最終回は12/16になるそうです。
夕学登壇は12/7、クライマックスを迎える川中島での上杉謙信との決戦前という、最高の時期にお越しいただけることになります。
乞うご期待!!
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客観性に閉じ込められる私たち
村上 靖彦
大阪大学人間科学研究科 教授
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教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
柳 幹康
東京大学東洋文化研究所 准教授
家庭の仏壇や供養の儀式、あるいは観光旅行での古寺巡礼など、仏教は比較的身近な存在でありつつ、知っているようで知らない奥の深さもあります。仏教学の専門家より教養としての仏教を学びます。
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