夕学レポート
2012年09月18日
第17回 12/11(火)坂野潤治さん
第17回 12/11(火)に登壇いただくのは、東大名誉教授で歴史家の坂野潤治先生です。
坂野先生の『日本近代史』(ちくま新書)は、新書ながらも400ページを越える大作で、そのまま立てることができるほどの分厚さです。
しかしながら、その分厚さを忘れてしまうほどに「読ませる力」のある本です。
「こんな通史を待っていた」という感想をもった歴史ファンも多いのではないでしょうか。
個人的な予想としては、今年の新書大書の最有力候補です(何の根拠もありませんが...)
新聞各紙の書評にも取り上げられてきました。
毎日新聞
http://mainichi.jp/feature/news/20120611dde018040020000c.html
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20120501-OYT8T00398.htm
日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO40252680X00C12A4MZC001/
朝日新聞
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201109300244.html
この本で、坂野先生は、1857年(安政四年)~1937年(昭和12年)までの、幕末~昭和の80年間を7つの時代区分に分けて論じています。
改革・革命・建設・運用・再編・危機・崩壊の7区分です。
徳川幕府が、制度疲労と外部環境変化に対応するために「改革」を試すも思うようにいかず、維新という「革命」が起き、明治という新たな国家が「建設」され、諸問題を巧みな「運用」で乗り越え、民主化へと「再編」を図るも、軍部台頭という「危機」を迎え、戦争にのめり込んで「崩壊」していく。
そんな日本の近代80年の興隆と衰退を振り返ることができます。
そして、それは、現代の日本が抱えるいくつかの病巣が形成された宿命や理由を確認することでもあります。
今回の夕学では、この本を概観しつつ、坂野先生が現在研究中の1825年~1867年の幕末政治史を中心にお話いただきます。
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2024年7月19日(金)18:30-20:30
不易流行の経営学を目指して
~稲盛経営哲学を出発点として~
劉 慶紅
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
日本経営倫理学会常任理事
稲盛経営哲学に学びながら、人間性を尊重し、利潤追求と社会貢献の統合をめざす経営学理論を構築する、新論が真論となり、不易流行の経営学として結実することを目指して。
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2024年7月23日(火)18:30-20:30
『VIVANT』とテレビ局社員
福澤 克雄
(株)TBSテレビ コンテンツ制作局ドラマ制作部、演出家・映画監督
私にとっての道は、TBSにありました。『VIVANT』は、同じような夢を持つ若者たちの道標になってほしい、そんな思いも込めてチャレンジした作品です。日本のドラマ界、映画界を目指す皆様、夢はあるけど方法がわからない皆様の一助になればと願っております。
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