夕学レポート
2017年03月28日
第17回 6/21(水)吉川 洋先生
6/21(水)は立正大学経済学部 教授、東京大学名誉教授の吉川洋先生にご登壇いただきます。
4人に1人が65歳以上の高齢者と言われ久しい日本。少子高齢化、それに伴う人口減少は21世紀日本の経済社会が直面する最大の問題ともされています。
社会保障の将来不安、財政赤字、市町村の消滅・・・等々、人口減少に伴うネガティブな社会変化の予測は枚挙に暇ありません。
そして、これらは、2050年以降には世界全体が少子高齢化に直面すると言われており、世界に先駆けての社会的課題にもなっています。
長年にわたり、マクロ経済学より日本経済について研究されていらっしゃる吉川先生。
人口減少に伴う日本の衰退は必然か?の問いに、経済学の答えは「NO」。
経済成長の鍵を握るのはイノベーションであり、世界有数の長寿国である日本にはそのためのビジネスチャンスがたくさん転がっていると、先生は力強くおっしゃいます。
「人口減少=経済衰退」という私たちの思い込みに対し、人口と経済の問題に長く格闘していらした吉川先生ならではの見解をお話しいただきます。
ご著書同様に、やわらかい語り口で示してくださる吉川先生の解説は、素人にもわかりやすいと好評です。推薦図書『人口と日本経済-長寿、イノベーション、経済成長』もあわせてご参考ください。(保谷)
・吉川 洋
・立正大学経済学部 教授、東京大学名誉教授
・演題:「人口減少とビジネスチャンス」
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