夕学レポート
2019年09月18日
第18回 12/5(木)角幡 唯介さん
12/5(木)は作家・探検家 角幡 唯介(かくはた ゆうすけ)さんのご登壇です。
1976年北海道生まれの43歳。
早稲田大学では探検部に所属し、卒業後は朝日新聞記者を経て、作家・探検家になられました。チベットや北極を探検し、ご自身の体験と膨大なる事実を検証し、それにまつわる歴史や土地の物語を独自のスタイルで綴っている角幡さん。国内のノンフィクション系文学賞を数多く受賞していらっしゃいます。
2002年~2003年、さらに2009年~2010年には、長らく謎の川とされてきたアジア有数の大河 ツアンポー川大屈曲部の無人地帯を単独で探検し、その全容を解明。
2016年~2017年、太陽が昇らない極夜と呼ばれる冬の北極圏を80日間にわたって単独で探検。
角幡さんの探検には、記者魂にも通じるのでしょうか、事実を解明していこうという意気込みを多いに感じます。
さて、今回の演題は「結婚と冒険」
なぜ、結婚と冒険?
それは、角幡さんが結婚して以来、「どうして結婚したんですか」と訊かれること多いというエピソードにもとづきます。
一般的には結婚して家庭をもつと自由が損なわれるので、冒険者が結婚するのは非合理的な選択と多くの人が考えるゆえの問いのようです。
しかし、角幡さん曰く、結婚することと冒険することには意外な共通点が隠されおり、今回は、「事態」という観点をキーワードに、結婚と冒険の本質を分析して頂けるとのこと。
前人未踏の冒険をし、さまざまに解明してきた角幡さんだからこその結婚論、そして人生の構造についてのお話は、それぞれの人生を共に冒険できそうな、新たな何かを発見できる機会となることでしょう。(保谷)
・角幡 唯介
・作家・探検家
・演題:「結婚と冒険」
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