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夕学レポート

2021年04月01日

第17回 7/7(水)長谷川眞理子先生

hasegawa.jpg第17回 7/7(水)は長谷川眞理子先生にご登壇いただきます。
長谷川先生のご専門は、行動生態学、自然人類学です。
「100分de名著」のダーウィン『種の起源』回、『クジャクの雄はなぜ美しい?』『進化とはなんだろうか』などのご著書で、私たちにもわかりやすく人類学や進化論を解説してくださっています。
総合研究大学院大学(総研大)の学長でいらっしゃいます。
国立天文台、国立歴史民俗博物館、国際日本文化研究センターといった名だたる国の研究所の、一流の研究者養成を目的に
設立された、博士課程教育の大学です。その学長とは、どれほどすごい方なのだろう!とこれまでのご研究やキャリアについて知りたくなり、「私の研究歴」ページを見つけました。
びっくりしました!
「野生のチンパンジー、イギリスのダマジカ、野生ヒツジ、スリランカのクジャクなどの研究を行ってきた。最近は人間の進化と適応の研究を行なっている。」
人類学や進化論がご専門と思っていましたら人間の研究は最近のこと、「ずっと人間には興味がありませんでした。」ときっぱり。
しかし続いて、こう振り返られています。
「人間ともっとも近い動物の「心」について、ある種の直観を養うことができたことが大きかった」
その後、早稲田大学政治経済学部で教鞭をとり
「政治学、経済学など人間社会を研究する社会科学に、私自身が目を開かれました」
研究者としての姿勢、信念、お人柄がよく伝わってきて、私はますます今回の講演が楽しみになりました。
野生チンパンジーの生態研究に始まり、社会科学をへて、複雑適応系としての進化学の研究へ。ヒトの研究の進化(と言わないのでしょうが)としてますます興味をもちました。さらにもっとも高機能でもっとも不思議な脳と感情がテーマです。皆さんとじっくり長谷川先生の最新研究成果で学びたいと思います。(湯川)
・長谷川眞理子(はせがわ まりこ)
・総合研究大学院大学(総研大)学長
・演題:「認知の進化と感情の進化:認知が万能ではない」
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