夕学レポート
2006年09月05日
2006年後期のテーマⅠ
今期は全部で5つのテーマを設定しましたが、きょうはそのうちの3つをご紹介します。
1.復活ニッポンの死角
各種経済統計調査の結果を見ると、小泉改革5年の成果がマクロな経済指標を改善したことは間違いないようです。07年3月期の企業決算も昨年に続き好決算が予想されています。
しかしながら、取り残された課題も数多くあります。
このテーマでは、そんないくつかの問題を取り上げてみました。
・重要性が叫ばれる食育の問題を、テレビでもおなじみの服部幸應さんに、
・「ブッシュ-小泉」後の日米関係のあり方を、両国の架け橋を担ってきたチャールズ・レイクさんに、
・放送と通信の融合をめぐる諸問題について、マイクロソフトを離れた古川享さんに
・確実視される安倍新政権が抱える危うさを、辛口評論家の佐高信さんに
・世界が注目する日本のポップカルチャーをスタンフォード日本研究センター長の中村伊知哉さんに、
それぞれ語っていただきます。
また、サントリーラグビー部清宮監督が強い志を持って活動している「奥-井ノ上イラクこども基金」に協力して開催するシンポジウムもこのテーマに位置づけます。
イラク復興支援で派遣された自衛隊が撤退をしたこの期に日本ができる国際協力・外交のあり方について、政府・財界・市民それぞれの立場から識者を招き多面的に議論します。
2.Small is beautiful
WEB2.0が象徴する社会的潮流のキーワードは「スモール、オープン、ネットワーク」です。
小さくともキラリと光る人、意見、発想、才能が新時代のメディアを通じて自律的に拡散を始める時代がやってきました。小さいことが不利ではなく武器になるはず。そんな思いを込めてこのテーマを設定しました。
・慶應ビジネススクールの小幡績先生には、ネット株取引の心理を行動ファイナンスの知見で読み解いた画期的な論考を、
・フリーペーパーを爆発させたR25編集長の藤井大輔さんに、そのビジネスモデル着想の経緯を
・デジタルクリエイター出身の研究者慶應SFCの稲陰正彦先生には、デジタルエンタメイントの可能性を
・ビジネスモデルのみならず、ユニークは経営メソッドで注目されるはてなの川崎裕一副社長に、「はてな流」オープン経営術を
それぞれ語っていただきます。
3.生き方再発見
よりよく生きるための唯一の方法論があるとすれば、それは自分の「内なる声」にどれだけ耳を傾け、忠実であるかだと言われます。このテーマは、みずからの道を自らで見つけた5人の先達のお話を聞くシリーズです。
・強気の予測と運用哲学でならす藤巻健史さんに5年先を見た資産運用のあり方を
・「映像音楽の魔術師」と称され、ドラマ音楽の作曲、プロデュースに卓越した才能を発揮する作曲家の千住明さんに、創造的人生論を
・アナウンサーからMBA、大学教員と華麗なる転身をとげた八塩圭子さんに、自分の磨き方を
・芥川賞作家で僧侶の玄侑宗久さんには、仏教の知見をベースにした「知」にあり方を
・女性起業家、女性財界人の先駆者として活躍する奥谷禮子さんには、ポジティブに生きることの重要性を
それぞれ語っていただきます。
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