夕学レポート
2013年02月28日
2013年度前期 第1回 手嶋龍一さん
昨日から2013年度前期の「夕学五十講」の申込・受付を開始致しました。
早速、満席になる講演もあり、引き続き多くの皆さんに関心をお寄せいただいていることに心から感謝申し上げます。
本日から、いつものように今期25講演について、順番にご紹介をしていきます。
4月9日(火)の 第1回は慶應大大学院SDM研究科教授で、外交ジャーナリストの手嶋龍一先生です。
手嶋さんは夕学2度目のご登壇となります。前回話していただいたのは2007年の春になります。
思えば、あの時も安倍さんが総理大臣に就任して間もない頃のことだったかと思います。
手嶋さんが、講演内容に記していらっしゃるように、その前年(2006年)に出た佐藤優さんとの対論本『インテリジェンス 武器なき戦争』(幻冬舎)という本は、 日本でインテリジェンスという言葉が一般書のタイトルに登場した初めてのケースでした。
あれから6年が経過し、インテリジェンスという言葉が市民権を持つようになったことは間違いありません。それは、この6年間の日本の対外関係、特に中国、朝鮮半島を中心とする東アジア外交が緊張感を高めてきたことの裏返しでもあります。
中国との関係でいえば、長らく続いてきた「政冷経熱」の微妙な調和関係は、昨年の反日暴動でターニングポイントを迎え、今後日本の対中投資は減り続けるのではないかという意見もあります。
また、先の核実験の強行実施にかかわる報道でわかるように、北朝鮮との軍事衝突の可能性がここまで現実感をもって語られたことも初めてではないでしょうか。
インテリジェンスの80%は、公開情報を丹念に拾い集めることで収拾できるものだそうです。いまいちど、手嶋さんに教えを請うことでインテリジェンス感覚を磨き上げる機会にしたいと思います。
お申込はこちらのサイトからどうぞ。
https://www.sekigaku.net/Sekigaku/Default/Normal/SekigakuTop.aspx
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