夕学レポート
2019年04月01日
第20回 7/2(火) 田村次朗先生
交渉学とは「対話(Dialog)」の方法論である
と田村先生はおっしゃいます。前回4年前に「三方よしの対話力~交渉学入門」と題して『夕学五十講』にご登壇いただきました。そのときの大きなメッセージがこの「交渉学とは対話の方法論である」でした。対話は、立場や価値観、文化、利害の”異なる”当事者同士が合意形成をめざす、困難でストレスを伴う営みです。そのときの夕学リフレクションはこちらです。
今回はこのメッセージの応用編ともいえましょう。ここ数年で多様性とは必然で当り前であると認知されてきました。しかし認知は単なるスタート地点、多様性の複雑化、対立や障害の深刻化がすすんでいるのも事実です。ますます求められていくのが対話型リーダーシップです。私たちビジネスパーソン誰もにとって大切な基盤能力ともなりうる、このテーマについて、今回はじっくり講義いただきたいと思います。楽しみです。(湯川)
・田村 次朗
・慶應義塾大学法学部教授、ハーバード大学国際交渉学プログラム・インターナショナル・アカデミック・アドバイザー
・演題は「対話型リーダーシップのすすめ~リーダーシップ基礎教育への挑戦~」
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勅使川原 真衣
組織開発コンサルタント、著作家
近代化にともない必要に駆られて仕立てられた配分原理としての「能力主義」の功罪を見つめ直し、競争ではなく共創する社会を構想します。
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