夕学レポート
2015年03月25日
第20回 7月3日(金) 白井聡さん
第20回 7月3日(金)は、若き政治学者白井聡先生にお越しいただきます。この春から京都精華大学の教壇に立つご予定と伺っています。
白井聡という名前は、2013年に上梓された『永続敗戦論――戦後日本の核心』とともに世に知れ渡りました。
白井先生は、この本の中で、日本は戦後70年「敗北を否認」してきたのではないか、と喝破しています。八・一五を「終戦の日」と呼び慣わすことに象徴されるように、「敗戦」を「終戦」と呼んで敗北の事実を曖昧化する。負けたことを曖昧にすることで、敗戦をもたらしたかつての構造をそのまま継承する。それが戦後日本社会の本質ではなかったかという指摘です。
この本は、日本人の無自覚的「敗北否認」意識を核にして、今日の社会的・政治的危機を見事に説明してみせたことから大きな話題となり、いくつもの賞を受賞されました。二年越しのベストセラーとなり、社会科学系の本としては異例の数十万部のセールスを更新し続けていると聞きます。
この本は、民主党政権の迷走と3.11原発事故をきっかけに執筆したと白井先生はブログにお書きになっていますが、上梓後に登場した安倍政権による安全保障政策の転換、日中・日韓関係の更なる悪化などをみると、ある意味で社会予言の書でもあったような気がします。
そこで今回は『永続敗戦論』が出た後の二年間を白井先生はどう見てきたのかを解説していただくことを含めて、戦後日本社会の本質についてお話いただくことにします。
・白井聡先生
・演題:その後の『永続敗戦論』
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2024年7月19日(金)18:30-20:30
不易流行の経営学を目指して
~稲盛経営哲学を出発点として~
劉 慶紅
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
日本経営倫理学会常任理事
稲盛経営哲学に学びながら、人間性を尊重し、利潤追求と社会貢献の統合をめざす経営学理論を構築する、新論が真論となり、不易流行の経営学として結実することを目指して。
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2024年7月23日(火)18:30-20:30
『VIVANT』とテレビ局社員
福澤 克雄
(株)TBSテレビ コンテンツ制作局ドラマ制作部、演出家・映画監督
私にとっての道は、TBSにありました。『VIVANT』は、同じような夢を持つ若者たちの道標になってほしい、そんな思いも込めてチャレンジした作品です。日本のドラマ界、映画界を目指す皆様、夢はあるけど方法がわからない皆様の一助になればと願っております。
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