夕学レポート
2021年04月06日
第20回 7/20(火)鴻上尚史さん
7/20(火)今期最終回にご登壇いただくのは作家・演出家 鴻上尚史さんです。
新型コロナウイルスに絡む差別やいじめ、風評被害につながる言動・・・コロナ禍は改めて、日本社会の同調圧力の強さを見せつけられ、いま「生きにくい」と感じている人が少なくないと言われます。
鴻上さんは、共著『同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか』にて、日本特有の「世間」から生まれる「同調圧力」は、コロナ禍のなかで凶暴化したとまで記しています。
昨今、多くの企業、組織では「多様性」の大切さが広く言われているにも関わらず、日本社会は「協調性」が強調される帰来は変化していないようです。
そこには、「多様性」を受け止めるのはとても難しいことであり、その時の手がかりとして「シンパシー(同情心)」ではなく、「エンパシー(共感能力)」が大切であると鴻上さんは仰います。
これまで、さまざまな演劇作品を演出し、共感を呼ぶ舞台を創り出してきたからこその鴻上さんの視点は、日本人が持つ社会観を熟知しているからこその作品の数々なのでしょう。
さらに、鴻上さんの雑誌面上で繰り広げられる人生相談は子育て、夫婦の不満、容姿、孤独・・・等々、「えっ、こんなことまで!」の内容に相談者に寄り添った丁寧な回答に、読んでいるだけで穏やかな気持ちにもなります。
個人と社会に寄り添い、時に俯瞰し客観視する鴻上ワールドを通して、日本が持つ世間のルールを解き明かしながら、生きにくさ、息苦しさから解放されるためのヒントを頂きたいと思います。(保谷)
・鴻上 尚史(こうかみ しょうじ)
・作家・演出家
・演題:「同調圧力とエンパシー」
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2024年7月19日(金)18:30-20:30
不易流行の経営学を目指して
~稲盛経営哲学を出発点として~
劉 慶紅
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
日本経営倫理学会常任理事
稲盛経営哲学に学びながら、人間性を尊重し、利潤追求と社会貢献の統合をめざす経営学理論を構築する、新論が真論となり、不易流行の経営学として結実することを目指して。
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2024年7月23日(火)18:30-20:30
『VIVANT』とテレビ局社員
福澤 克雄
(株)TBSテレビ コンテンツ制作局ドラマ制作部、演出家・映画監督
私にとっての道は、TBSにありました。『VIVANT』は、同じような夢を持つ若者たちの道標になってほしい、そんな思いも込めてチャレンジした作品です。日本のドラマ界、映画界を目指す皆様、夢はあるけど方法がわからない皆様の一助になればと願っております。
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