夕学レポート
2013年09月26日
第22回 1/16(木) 安田菜津紀さん
第22回 1/16(木)はフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが登壇します。
写真をご覧いただけばおわかりのように、26歳の美人ジャーナリストの安田さんですが、カンボジアを中心にアジア・アフリカの紛争頻発地域で貧困にさらされている子供達の姿を伝えることを使命とする硬派です。
安田さんが寄稿している「シノドス」というジャーナルサイトの記事によれば、彼女が貧困問題と向き合うきっかけは、学生時代の体験にあるといいます。
母子家庭の家計を支えてきたお母様が癌を患い、生活保護の申請を考えた際に直面したのは、対貧困政策が貧困の連鎖を招きかねないというパラドクスだったといいます。
ギリギリの生活ゆえにまさかの事態に備える余裕をもてない。備えがないゆえにちょっとしたことで貧困に陥る。
貧しいゆえに教育を受けることができない。教育がないからいつまでたっても貧しさから抜け出せない。
貧困の連鎖は、世界の至るところにあります。
そんな現実を自分が撮った一枚の写真を通して、世界に伝えることで世界を変えるきっかけにしたい。
それが、安田さんがジャーナリストを目指した原点だそうです。
東日本大震災以降は縁を頂いた陸前高田市に通い、海と共に生きる人々を追い続けているという安田さんの話を通して、世界と日本の貧困を考えます。
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