KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

夕学レポート

2008年03月04日

第2回(4/14) 井上哲浩さん

第2回(4/14)の講師は、慶應ビジネススクール教授の井上哲浩先生です。
関西生まれ・育ちの井上先生。いまもご自宅は関西にあり。毎週東京-大阪を往復する忙しい日々を送っているそうです。
先日電通が発表した「2007年日本の広告費」によると、日本の広告費総額(約7兆円)はここ数年ほぼ横ばいが続いていますが、ネット広告は順調に増加し、07年には、主要4媒体のうち雑誌を抜き、TV、新聞に続く位置に上昇したとのこと。
広告に限らず、マーケティン全般において、ネットが可能にした新たなコミュニケーションの及ぼす影響は確実に増大しています。
特に、ブログの登場は、消費者側の情報発信のリーチと質を飛躍的に伸ばした一方で、大多数の消費者にとって、もっとも信頼性の高いコミュニケーションであった「口コミ」までもが、ある種の操作性のリスクに晒される時代になったことを意味します。
そんな「受け手の情報過負荷」時代の、新たなマーケティングコンセプトとして、井上先生、「オーガニックマーケティング」なる概念を提唱しています。
講演案内には、「顧客の有機性とメディアの有機性を念頭に置く」とあります。
「多様化するメディアが、受け手にとってストレスではなく、メリットになるために、その人にあった、有機的なメディアの使い方を、マーケティングサイエンスを駆使して可能にする」
そんなお話が伺えるものと思います。

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